きょう、日本聴力障害新聞10月号が届きました。8月に青森県で開かれた「ろう教育を考える全国討論集会」の記事が載っていました。
記事によると、地理的な条件なのかどうかわかりませんが、青森大会の参加者は聴覚障害者や親・教職員・手話関係者らの460人と、例年の半分を下回りました。
もっとも参加者数が多かったのは「日本語・手話指導の実際」をテーマにした第3分科会で、児童たちが読書の楽しさを味わうための意見交換で、教育実践の立場から「教育ビデオを見た児童が『この手話の日本語は何?今の僕の手話を早く日本語に変えたい』と言うようになった」との報告がありました。
ろう学校の子どもたちは「手話と日本語は違うものらしい」と理解できるようになっても、「早く日本語に変えたい」ということは、手話から日本語に置き換えることの困難さを示しています。また、参加者が多いことは、日本語指導で悩んでいる人が多いことでもいえます。
よく手話と日本語の違いを、英語と日本語の違いに例えられていますが、英語と日本語は文字を見るだけでも違いがはっきりしています。以前に書きましたが、似ているものはよく間違えるように、手話と日本語は「似て異なる言語」ですから、手話から日本語に置き換えることは非常な困難があります。
今までに「手話で日本語を教える」ことを試みた教育者・ろう者が何人もいましたが、いずれも本人の強い意思と努力がない限り、成功したためしがありません。
大会報告で「手話言語力をベースにした日本語指導が課題」と提言していますが、こんなことは5年前から「課題、課題」と繰り返しているだけで、少しも進歩していません。
きょうの午後から、障害者の集団面接会がありました。障害者職業能力開発校から貸切バスに乗って、県庁近くの会場に行きました。一般の障害者や養護学校からも参加があり、会場は混雑していましたが、聴覚障害者の参加は思っていたより少なかったでした。ろう学校出身のろう者よりも、インテ出身の若い難聴者の姿が目立ちました。すでに手話を使い始める難聴者もいましたが、手話を使わずにひとりで面接する難聴者もいました。
私は、資料のなかにある「年齢不問」の職種・企業を5件ほどピックアップして、ひとりで手話通訳なしで補聴器を使って面接に挑みました。印刷工場に長く務めた経験を評価して「嘱託で考えてみたい」という企業が2件あって、メールで連絡してくれることになりましたが、どこの企業も基本的に50歳代までの採用を想定しているので、まだ楽観は出来ません。
面接はこの2件だけで終わって、帰りの貸切バスに乗り込みましたが、ほかの訓練生の様子では、若い人ほど反応がいいようで、年齢が高い人ほど浮かぬ顔をしていました。
面接会には、顔なじみの女性手話通訳者5名がいて、ろう女性につきっきりで面接の通訳をしていました。女性の場合はパソコンでエクセル(表計算)ができることが条件で、難しい顔をする人もいました。
Unknown(益田) 2005-09-29 14:56:11
お久しぶりです。
すごいですね。
2件も良い感触を得られたとは・・・
最近ではパソコンが出来ないと、面接すらお応じてくれない企業もあるそうです。
私も最近では特に就労支援に力を入れており、それらが少しずつ開花し始めたところです。
それでも障害者の就職は、職場でのコミュニケーションが難しいといわれる視覚と聴覚障害は狭き門であるばかりか、他の障害部位に比べて求人すら少ないようです。
これらの問題は、少しずつですがなんとかしていきたいと思っております。
就職戦線(孫悟空) 2005-09-29 21:47:46
益田さん、お久しぶりのコメントをありがとうございます。
いわれる通りで、最近は聴覚障害者を積極的に採用したいという企業の話はあまり聞きません。
聴覚障害者は昔から製造業で働く人が多いですが、製造業の求人が本当に少ないので、困ってしまいます。
面接会で感触がいいといっても、その場限りであとで連絡のメールがきていなくて、がっかりするかもしれません。
若い人でパソコンを使える人が増えているので、定年した人がいくらパソコンスキルを高めても、相手にしてくれません。
本人の希望よりも、企業が求める条件に合わせてアピールしていかないと難しいと思います。
9・6台風被災 聴覚障害者、連絡に課題
------------------------------------------------
「向かいの人が教えてくれなかったら、逃げ遅れていたかもしれない」。自宅一帯が浸水した宮崎市小松の会社員氏川博仁さん(46)、ハル子さん(41)夫妻は音のない世界に住む聴覚障害者だ。災害時はファクスやメールなどの文字情報が頼りだが、避難情報を伝えるファクスはどこからも届かなかった。携帯電話でメールを受信したのは、避難から5時間後だった。
(永井真紗子)
氏川さん夫妻は5日夜から、台風接近を告げるテレビ報道を夜通し交代で見続けた。「大型の台風が来ることは分かっていた。でも、いつどこへ逃げればいいのかがわからなかった」。画面に流れる字幕で、避難場所が小松台小学校だとはわかった。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
マイタウン宮崎
いつものことながら、ろう者は情報が入りにくいために、災害弱者になりやすい立場に置かれます。聞こえる家族(親・子ども・兄弟)がいない、ろう者家庭(夫婦・単身)の場合は、あらかじめ指定の避難場所(学校の体育館など)をおぼえておいたり、日頃から近所づきあいをして、いざというときに情報を教えてもらえるように自助努力していかなければならないと思います。
災害の情報を知らせるのは行政の責任ですが、いざ災害になると職員があれもこれと動いてパニック状態になるので、あまり頼りにできません。
中日の新人・石井が5カ月ぶり3勝目!プロ初先発で5回0封
(セ・リーグ、中日11−5巨人、21回戦、中日13勝8敗、24日、ナゴヤドーム)また一歩、階段を上った。左耳は聞こえず、右耳は先天性感音性難聴というルーキー左腕・石井がプロ初先発を白星で飾った。巨人相手に5回を4安打無失点。先発不足のオレ竜に、そして同じ障害を持つ子供たちに希望をもたらす先発星だ。
「前から先発をやってみたい気持ちはありました。気持ちで負けないように、集中して思い切り投げました」
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
SANSPO.COM−野球
石井、初先発星 5イニング0封3勝目
鈴木、中田、佐藤に続いた! 来季楽しみ
中日に新たな先発投手が誕生した。ルーキーの石井裕也投手(24)=三菱重工横浜クラブ=。24日の巨人戦(ナゴヤドーム)がプロ入り初先発となったが、堂々たる投球で5イニングを4安打無失点。先発として初勝利を挙げた。すでに7勝をマークしている中田といい、19日の阪神戦で好投した佐藤といい、若手の先発ローテ候補がめじろ押しで来季以降、楽しみ。阪神のマジックは「4」に減ったものの、若手の頑張りは、ドラゴンズの意地のアピールだ。
同期の鈴木からそっと手渡された3個目のウイニングボール。過去2つとはちょっと違う。石井裕也投手が手にした3つ目の「勝利の証し」は、プロ初先発のマウンドで勝ち取ったボールだった。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
中日スポーツ
石井投手(ガル) 2005-09-25 08:14:26
ロッテファン&パ党ですが、子供の頃千葉県出身選手が多い中日が好きでした。
セにはあまり関心がない自分ですが、石井投手だけは別。ハンディを本人はむしろ自分にプラスにしてるくらい前向きな姿勢は頭下がります。
石井投手頑張れ!
ありがとうございます。(孫悟空) 2005-09-25 08:22:23
ガルさん、いらっしゃい。
率直なコメントをいただき、ありがとうございます。
また応援をよろしくお願いします。
今晩のプロ野球・中日−巨人戦で、石井裕也投手が初めて先発で登板して、5回を無失点に抑えて、堂々の3勝目をあげました。
テレビのチャンネルをつけて見たら、2回ウラの中日攻撃で、何と石井投手が左打ちで打席に立っていて、びっくりしました。結果は三振でしたが、続く4回ウラの中日攻撃で、2・3塁に走者がいる場面で、そのまま石井投手が打席に立って、見事ライト横へ二塁打して、2点を返しました。テレビ解説を聞いた娘の話によると、解説者の谷沢健一氏(元中日)が石井投手の打撃をほめていました。
高校で投手を始める前は打撃好きだったようで、プロの打席に立っても打ち気満々でバットを構えていました。試合終了後のお立ち台で、話す声はやはり難聴独特のものですが「谷繁さん(捕手)の指示どおりに投げました」と落ち着いて話していました。
以下は、ヤフーのプロ野球ニュースの記事です。
--------------------------------
中日、猛打で連勝=プロ野球・中日−巨人
2005年9月24日(土) 22時0分 時事通信
中日が17安打、11得点の猛打で連勝。1回に立浪の適時打で先制し、4回に石井の2点二塁打、5回にウッズの36号ソロ本塁打と着実に加点した。プロ初先発の新人・石井が5回を無失点に抑えて3勝目。巨人は投手陣が打ち込まれて連敗。
--------------------------------
<中日>先発が全員安打し大勝 巨人は投手陣崩壊
2005年9月24日(土) 22時5分 毎日新聞
○中日11―5巨人● 中日が先発全員安打で大勝した。一回、立浪の適時打で先制し、四回は石井の2点適時二塁打で加点。五回以降も集中打で大量点を奪った。新人でプロ初先発の石井は5回無失点で3勝目。巨人は投手陣が崩れ、2試合連続の2けた失点。
--------------------------------
中11−5巨(24日) 中日、連夜の2ケタ得点
2005年9月24日(土) 22時12分 共同通信
中日が17安打し、連夜の2ケタ得点で大勝。1回に立浪の適時打で先行すると、4回、投手の石井が2点二塁打。5回はウッズのソロ、6回に井端の2点打など得点を重ねた。プロ初先発の石井は5回無失点で投打に貢献して3勝目。
ニュース配信より:松江ろう学校 2005-09-23 22:06:37
松江ろう学校で創立100周年記念式典
創立100周年を迎えた松江ろう学校(松江市古志町)で23日、在校生や卒業生ら400人が集まり、記念式典と、創立者の故福田与志の胸像の除幕式が行われた。
除幕式では、高等部3年の渡部和也生徒会長が「福田先生をはじめ、多くの人の支えによって安心して勉強ができる。感謝の気持ちで、100周年を祝いたい」とあいさつ。
松本弘光校長が卒業生や在校生の代表とともに除幕し、中四国地方で初めて盲唖学校を開いた創立者の胸像が姿を現すと、拍手が鳴り響いた。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
山陰中央新報
松江あの人この人100人展
ニュース配信より:免許取得 2005-09-21 22:22:43
障害乗り越え免許取得 国内3例目、耳の難手術受け=福島
聴覚障害を乗り越えて、普通自動車免許証を取得した佐藤さん 国内で3例目となる耳の難手術を受け、わずかに音を取り戻したいわき市平沼ノ内、元クレーン車運転手佐藤正さん(64)が、聴覚障害を乗り越えて普通運転免許を取得した。佐藤さんは「難聴者でも免許証が取得出来ることを、多くの人に知ってもらいたい」と、車の運転を楽しんでいる。
クレーン車の運転と操作の仕事をしていた佐藤さんが「音を失った」のは、1988年前後のことで、その1年前から耳に違和感があったという。激しい吐き気とめまいを訴えて倒れ、両耳の神経に出来た腫瘍(しゅよう)を除去する手術を受け、その後全く音が聞こえない聴覚障害となった。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
関西発 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
障害学会の発表報告 2005-09-20 22:28:08
障害学会第2回大会で、加藤晃生さんが「ある聾学校教員の1ヶ月:手話バイリンガル教育を可能とする労働力についての試算」(2005年9月18日、関西大学)を発表した報告の一部を紹介します。
--------------------------------
この報告では、聾学校にどれだけの期間、どれだけの人を増やせば手話バイリンガル教育が実現するのかを考えてみたいと思います。
そもそも私は音楽教育の研究者で、たまたま聾学校の音楽科について研究しているのですが、聾教育について書かれた色々な文章を読んでおりますと、とにかく聾学校に手話が無いのはダメだ、教師はけしからんというだけの意見が多いなと感じるのです。そういう文章は沢山あるのだけれど、じゃあ何故聾学校に手話が普及しないのかをきちんと考えた文章が殆ど見あたらない。
金澤貴之さんは、教師と保護者の間の言説のダイナミクスが手話法を構造的に排除するようになってしまっていると言っています。それはそうかもしれない。じゃあ、これだけろう者コミュニティから突っつかれて、手話禁止なんて聾学校も減っているのに、それでもまだ北欧のようなバイリンガル教育にならないのは何故なのか。単なる言説上の構築の問題であれば、これだけ風向きが変わったらもう後は放って置いても手話の天下が到来するんじゃないでしょうか。ところがそうなっていないという事は、要するに言説的構築だけの問題じゃなかったという事です。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
障害学会2005発表
NHK教育テレビ「ろうを生きる難聴を生きる」 2005-09-19 22:58:07
17日(土)夜・18日(日)朝
24日(土)夜・25日(日)朝
聴覚障害者への精神保健医療を考える
〜「サポートハンドブック」から〜
社会での人間関係、家庭での悩み等、心の病を抱えている人が増えているが、今、聴覚障害者の中からは、「聴覚障害者専門の精神保健医療」を求める声が高まっている。精神医療はきめの細かいカウンセリングをべースとするだけに、意思疎通に困難を伴う聴覚障害者への治療には大きな障壁が立ちはだかる。手話通訳士や要約筆記者がいない、という情報保障の問題だけではなく、より深刻なのは、精神科医や臨床心理士などの専門家の中に、コミュニケーションが困難で日々孤立感を持つ聴覚障害者の心理を把握している人がほとんどいないということで、聴覚障害者への治療は、いわば二重のバリアと直面することになる。
聴力障害者情報文化センター(社会福祉法人。国の委託で様々な情報保障事業を行う)では、このほど「聴覚障害者の精神保健サポートハンドブック」を出した。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
NHK 福祉関連番組のご案内
心の病を抱える聴覚障害者は、インテグレーションで長い間イジメと孤独に悩まされ、アイデンティティを見出せないでいる難聴者に多く見られます。物心ついた時期(だいたい中学生ぐらい)になったら、すみやかに同じ障害を持つ仲間・帰属集団に入れて、手話で生き生きと自己表現する、心を開放する機会を多く持たせる必要があります。
特に小さいときから両親に「手話はダメ」と厳しくいわれた子どもほど、なかなか手話の集団に入ろうとしない傾向があります。「日本語がしっかりできたら、手話を認めてもいい」という両親の柔軟な対応が求められます。
ろう学校に入った子どもでも、卒業してから5年以上長く仲間とつきあわないで、家にひきこもれば、情緒不安定で心の病にかかる場合もあります。
ニュース配信より:東京都難聴児を持つ親の会 2005-09-17 22:29:28
★☆★東京都難聴児を持つ親の会☆★☆★
福祉講座 <<最近の聴覚障害者を取りまく社会状況>>
福祉講座は(社福)聴力障害者情報文化センターの委託事業として開催しています。
<日時>平成17年9月29日(木)10:30〜12:30
<場所>東京都障害者福祉会館(JR田町、地下鉄三田 下車)
TEL 0334556321 FAX 0334536550
<講師> 野澤克哉先生
(東京学芸大学・首都大学 保健科学部講師)
<内容>聴覚障害者の最近の職業状況や、年金や自立支援法による福祉改革等についてお話をしていただく予定です。
手話通訳の派遣に1割負担が必要になるの?
三位一体改革で、各地方自治体の福祉施策はどうなっていくの?
自立支援法が成立したらどうなるの? 就職支援は充実するの?
障害者年金はどうなるの?
これから大きく変わろうとしている障害者福祉の現状を、野澤先生にわかりやすくお話しいただき、一緒に学びましょう。
<対象>どなたでも参加できます。東京都難聴児を持つ親の会の会員でなくても、無料でご参加いただけます。
<問合せ先> 東京都難聴児を持つ親の会・事務局
Eメール:t_nancho_oya@yahoo.co.jp
(tel/fax) 03−3416−9125
※情報保障(手話通訳、パソコン要約筆記)がつきます。
開発校の週番とラジオ体操 2005-09-16 23:20:37
先に書いたように、障害者職業能力開発校の週番は月曜日から金曜日で、内容は授業が終わって下校する前に校内と体育館の戸締りのほかに、午後2時30分から5分間に体育館でラジオ体操があります。
月曜日は試験、火曜日は移動図書館、水曜日は健康診断があって、きのう木曜日ときょうの金曜日にラジオ体操のリーダーを務めました。週番は2人制で、もうひとりは車椅子の若い男子でしたが、月曜日以外はずっと病欠で、とうとう私一人で戸締りからラジオ体操を務めて記録に書く羽目になりました。
ラジオ体操は、午後2時30分のタイムコールが鳴った直後に、CDカセットプレーヤーの電源スイッチを入れて、CDの再生をスタートさせて「イチ、ニ、サン・・」のリズムに合わせて、無難にこなしました。
ラジオ体操は校内行事を除いて、ほぼ毎日行なわれていますが、ほかの障害者はラジオ体操のリズムが耳に聞こえているはずなのに、なぜか動きがバラバラな人もいて、それを見ていると自分のリズムが狂いそうになるくらいでした。リズムに合わせて、きちんと運動している人は教官を入れて全体の2割ぐらいで、元気いっぱい運動している人も何人かいました。
重度の障害をもっていて、腕が上がらない、飛べない、回せないなど運動に障害がある人はしかたがありませんが、外見では健常者と変わらない若い人がどうしてバラバラな運動をしているのだろうと不思議に思いました。それから、障害者は大勢(70人)の前に出ることに慣れないためか、照れくさがって体育館の隅で小さくなって運動している週番が多かったでした。
勝てば官軍 2005-09-15 23:58:43
衆院選挙の結果は、自民党の予想外の圧勝に終わりましたが、勝因は何といっても小泉首相の強力なリーダーシップにあると思います。このまま来年の任期いっぱいに務めると、吉田茂・佐藤栄作のように歴史に残る政治家になりそうです。
私が近くの投票所(小学校体育館)に行ったときは、かなりの人出があって、「投票率が高いと自民党有利」というジンクスで、自民党が勝つのではないかと予想していましたが、圧倒的な勝利にはびっくりさせられました。
圧倒的な勝利で思い出すのが「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉で、勝った自民党のはしゃぎぶりをよそに、郵政改革に反対して無所属で立って敗れた候補者の姿が何ともお気の毒でした。将来の首相候補と呼ばれた人は当選しても、自民党の「本流」から離れていたら夢が絶たれてしまいます。
自民党の圧勝といっても、小選挙区の「1区1人」制度ではどうしても自民党が有利になる仕組みになっています。野党が議席を獲得するためには、比例区で頑張って得票を伸ばすしかありません。
自民党が圧勝すれば、国会審議と予算化・制度化が早く進み、社会の動きが活発になるメリットがありますが、障害者の自立支援法(費用の一部負担)も早く決まって、消費税もまた上がるかという心配もあります。
昔のろう教育が手話教育から口話教育に変わったときは、まさに「勝てば官軍」の勢いであったろうと思います。今は口話教育の強力なリーダーが次々と引退(退職)しているので、手話教育が復活しているところが増えてきましたが、教育の課題(日本語・学力・社会性・技術・常識)において良い結果を出さなければ「勝てば官軍」どころか、「低迷する賊軍」となりかねません。
ニュース配信より:高等教育支援 2005-09-14 20:47:30
【第1回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム開催のご案内】
近年聞こえない学生を受け入れ、ノートテイクをはじめとするさまざまな支援を行う高等教育機関が急増しています。しかし、聴覚障害学生の支援には多くの知識とノウハウが必要で、一般の大学・短期大学ではこうした情報が思うように得られず支援が進まない状況にあります。
このような現状を打開し、聴覚障害学生支援のためのノウハウ蓄積と情報発信を行うため、昨年10月筑波技術短期大学の呼びかけで、聴覚障害学生の受け入れに先駆的な取り組みを行ってきた13大学・機関による「日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNetJapan)」が結成されました。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム
開発校の試験と週番 2005-09-13 22:27:20
台風の影響で順延していた、開発校の前期学科試験がきょうやっと終わりました。きょうの試験も「○×」の選択でしたが、自動車運転免許のときと同じく、日本語の文章題の意味をよく飲み込んでおかないと間違えてしまいそうです。
「一夜漬け」の試験勉強は、結果的にはそれなりの成績を出せたと思っていますが、日常的に勉強しているものと比べると、いくらか成績が落ちるのはしかたがありません。今よりもっと成績を上げるためには、すべての教科に興味を持って日常的に勉強する必要があります。
次は10月初旬に表計算(エクセル)の試験があるので、教室内でクラス生全員がパソコンを前に猛勉強を続けています。また9月末に障害者の就職面接会がありますが、参加企業の資料を見ると、パソコンを使えることが条件のところが多いので、なおさら勉強に熱が入ります。
今週の月曜から私は週番でしたが、内容とやり方をよく知らずに帰ってしまったので、きょうクラス生から「週番は、帰る前に校内の戸じまりをして、記録しないといけない」と注意を受けました。私は「週番のやり方はどこにも書いていない、プリントもくれないから知らない」と言いましたが、先の臨時休校と同じく<口頭での説明>が聞こえていないためでした。
お知らせと説明の言葉が耳に聞こえないで、文章に書いてくれないと、これからもいろいろ思いがけないアクシデントが続きそうです。
ニュース配信より:難聴のエース プロ挑戦 2005-09-11 21:37:56
難聴のエース プロ挑戦 宮城・柴田農林高の渡部さん
10日に仙台市宮城野区のフルキャストスタジアム宮城で行われたプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの入団テストを、宮城・柴田農林高3年の渡部康平さん(17)が受験した。左右の耳が生まれつき難聴の渡部さんは今夏の全国高校野球宮城大会でエースとして母校をベスト16に導いた。テストは残念ながら一次(体力)で不合格となったが、「精いっぱいやった。自分の力を知ることができてよかった」とすがすがしく語った。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
河北新報
ろう教育の伝統 2005-09-10 22:57:13
国語辞典によると、【伝統】というのは「ある集団・社会において、歴史的に形成・蓄積され、世代をこえて受け継がれた精神的・文化的遺産や慣習」です。
プロ野球ニュースで、元阪神監督の星野仙一氏がきょうの記者会見で「巨人監督否定」を伝えましたが、巨人ファンの私はホッと安堵しました。別に星野氏がきらいというわけでなく、ただ「巨人の伝統と歴史」をねじまげてまで、巨人OB以外の人物を獲ろうとするフロントの姿勢に胸くそが悪くなる思いをします。
ろう学校の教育においても、教師の相次ぐ異動と退職で、口話教育の「伝統と歴史」を守るところは、国立の附属ろう学校と私立の日本聾話学校の2校のみになってきたことはかえすがえすも残念でなりません。
ろう学校の手話導入で「子どもたちのコミュニケーションが活発になった、授業がわかりやすくなった」という報告はあっても、「手話で日本語教育が思ったよりうまくいかない」という問題は依然として解決できないままです。
口話教育の「音読と書き取り」が日本語教育に大きな効果があることを、何世紀にもわたって正しく伝えることが「伝統と歴史」になります。
手話のわかる歯科医師 2005-09-09 22:53:57
きょう開発校の帰りに、虫歯治療のため歯科医院へ行きました。20年ぐらい前から「手話のわかる歯科医師」として知られているところで、私が手話指導していた手話サークルに来てもらったことがあります。
医師が私を見て「お!久しぶり」と驚いた様子でしたが、口話と手話で虫歯が痛むことを伝えました。以前までは仕事が忙しくて、虫歯で痛くなっても我慢していましたが、今回は時間に余裕があって、初めての診察を受けました。
歯科の治療は痛いものですが、手話のコミュニケーションがあるとないとでは安心感が大きく違います。手話だと事前にいろいろ説明があって「ちょっと我慢して」といってくれるし、終わったときに手話で「終わった」といってくれるので、気分的にすごく安心します。
この歯科医院は、ろう学校から歩いて10分ぐらいの場所にあるので、ろう学校の生徒たちもよく利用しています。私と入れ代わりに、両耳に耳かけ補聴器を付けた高等部の男子生徒が治療を終わって帰るところを見ました。
15年ぐらい前に、勤め先(印刷工場)から近い、別の歯科医院に行ったことがありますが、コミュニケーションがあまりないので、何をされるのかわからない不安感と恐怖感があり、地獄のような苦しみを味わって以来、「歯科ぎらい」になっていました。
ニュース配信より:楽天入団テストに難聴投手 2005-09-08 21:16:20
楽天入団テストに志願者102人!地元高校球児も
今月10日にフルスタ宮城で実施される楽天の入団テストに100人超の受験希望者が殺到したことが6日、明らかになった。同テストは17歳から25歳までの東北地方在住者か出身者に限られ、6日必着で応募書類を締め切った。中にはプロ野球志望届を高野連に提出した地元高校3年生も含まれている。田尾監督は「時間があれば(テストを)見てみたい」と“生え抜き選手”の発掘に自ら乗り出す構えだ。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
SANSPO.COM−東北
石川県地方で台風直撃 2005-09-07 22:01:47
きょうの午後から、こちら石川県地方で台風の直撃を受けました。といっても雨は降っておらず、気温33度を越える熱風が強く吹いているだけで、ニュースで見るような暴風雨ではありません。
けさ、いつものように障害者職業能力開発校に行ったら、車が少なく、校内にも寮生以外に訓練生の姿が見えないので、不思議に思いながら教室に入ってみたら、ガランと無人でした。廊下で寮生に聞いてみたら「台風で休み」ということでした。
職員室に担任の教官がいたので「きのう、休むことを聞いていなかった、黒板や掲示板にも何も書いていないとわからない」と言うと、きのうの担任教官は不在で連絡が行き届かなかったことを詫びてきました。
台風の心配は知っていましたが、はっきりと「休み」と聞いていないし、どこにも書いていなければ、どうにもなりません。こういうことは前の職場(印刷会社)で何回か経験していますが、言葉が聞こえない人は<急な変更>に対応できない弱さがあります。だれかが教えてくれたらいいでしょうが、人数が多いところではかえって「だれかが教えるだろう」と思って、だれも教えてくれないものです。
試験のほうは、教科によって問題の解答のしかたが「○×」「語群」「番号・記号」の選択で、文章で答えるよりは楽ですが、いくつか難問もありました。トップは無理として、クラス生8人のうち上位4人以内に入ることを目標にしています。
ニュース配信より:難聴の高校生が県代表に 2005-09-05 22:59:52
全国高校生の主張・音楽祭:滋賀学園・野出さんが県代表に−−栗東 /滋賀
高校生が訴える「第28回ニューライフ・アドベンチャー全国高校生の主張・音楽祭」(実行委など主催、毎日新聞社など後援)の滋賀県ライブが4日、栗東市の栗東芸術文化会館さきらであった。92通の応募から2段階の選考を経た県内の3人が壇上で主張。滋賀学園高2年の野出知里さん(16)が県代表に選ばれた。また、音楽部門で滋賀女子高2年の新庄綾香さん(16)、パフォーマンス部門でダンスを披露したオセロS’が代表となった。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
MSN毎日新聞
中日スポーツ:阪神キラーの石井投手 2005-09-04 19:58:18
<ドラ番記者>
阪神戦で好投するワケを聞きたくて、記者は石井にデータを見せた。すると、開口一番「阪神キラー、ですか?」。すぐに苦笑いで「そんなんじゃないんですけどね。甲子園では、雰囲気にのまれそうでしたから」と否定したけど、成績はなかなかなんですよ。
登板5試合で5イニング1/3だけど、プロ初勝利の1勝に2ホールド、防御率1・69。通算防御率が7・23だから、阪神戦の好投は一目瞭然(りょうぜん)だ。先の2連戦では通常少し聞こえる程度にしている補聴器を切り、「うるさかったから、集中力を高めて、(雰囲気に)負けないように」と思いながら投げたという。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
中日スポーツ
大学における聴覚障害者サポート 2005-09-03 22:52:05
今年4月に筑波技術短期大学を定年退官した長谷川洋先生が「大学キャンパスにおける聴覚障害者サポート」について、書かれた内容の一部を紹介します。
--------------------------------
筑波技術短期大学における聴覚障害者サポート
授業におけるサポート
さて、本学ではどのようなサポートが行われているかについて、記すことにします。授業における基本的な情報保障は手話です。教官が直接手話を使って講義をしたり、質疑応答をしたりするわけですから、手話通訳を介する場合よりも、直接的なコミュニケーションが可能で、表情その他の情報により、教官の心も伝わるわけですから、本当の人と人とがぶっつかりあう教育ができます。しかし本学の場合、手話の技術は教官の必須の条件とはなっていません。この点はアメリカの2つの大学と基本的に異なります。アメリカの2つの大学では、教官が手話について一定以上のレベルを持つことが必須の条件であり、新任の教官の場合、一定の試用期間内に求められたレベルに達しない場合は、採用されません。このレベルは事務職員などに求められるものと比し、かなり高く、学生に専門の講義ができるとともに、学生からの手話での質問を読み取る能力も求められます。しかし本学の場合は、コミュニケーションを重視した教育環境という言い方はしていますが、手話を特に取り上げていません。さまざまな方法を用いて、コミュニケーションをするという考え方で、中には手話を使わない教官もおります。板書、OHPなどにより、授業は可能であるという考えの教官です。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
大学キャンパスにおける聴覚障害者サポート
「一夜漬け」の試験勉強 2005-09-02 23:57:56
いま私が通う障害者能力開発校で、来週の月曜から木曜まで連日2学科、金曜に1学科の合わせて9学科の校内試験が行われます。
表計算のエクセルは、興味がある上に奥が深いので、毎日のように勉強していて、だいぶ自信を持っていますが、学科のほうは興味が薄いためか日常的に勉強をしていません。
教官から学科試験範囲の説明を聞きながらノートに書き留めたり、プリントのコピーをもらっています。どの学科試験も20問出ますが、障害者の学校ですから、そんなに難しくないだろうと楽観しています。
とはいっても、ある程度の成績を出したいので、試験の直前までにいわゆる「一夜漬け」の集中暗記法で勝負するつもりです。
25年ほど前に受けた自動車運転免許の学科試験のときは、1週間前から直前まで教習テキストから目を離さない集中暗記法でやったので、一発でいい結果を出しました。
昔のろう学校にいたときは、あらかじめ先生から学力テストの問題を印刷して配布してもらっていたので、答えを丸暗記した生徒なら、いい点数がとれていました。
ニュース配信より:乳児の難聴検査 2005-09-01 21:54:42
乳児の難聴検査体制に遅れ
生まれた直後の赤ちゃんほぼ全員が難聴検査を受ける体制を作っている自治体は、長野、岡山、長崎の3県にとどまることが、厚生労働省研究班が全国の都道府県に行った調査で分かった。
難聴は、耳に機器をあてる簡単な検査で発見できる。この3県では、産科のあるほぼすべての医療機関に検査機器が導入されていた。医療機関のほぼ半数で検査をしている地域は栃木、神奈川、静岡、大阪など17府県、3分の1程度の医療機関で実施しているのは東京、千葉など10都県だった。ほとんど行われていない地域は北海道、宮城、埼玉など13道府県に上った。
--------------------------------
以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
医療と介護 YOMIURI ONLINE(読売新聞)