きょうは、障害者職業能力開発校を退校する日で、その日までに電子機器科の卒業作品というべき「直流安定化電源」(写真)の組み立てを急いでいましたが、午後の実習で間に合いました。
また中央職業能力開発協会の「コンピュータサービス技能評価試験」に、表計算(エクセル)部門で、2級の合格証書も受け取りました。
実習が終わってから、担任教官とクラス訓練生にお礼と別れのあいさつをしました。続いて職員室に行って、教官の一人一人にあいさつをすませ、また手話で世話になった2人の女性職員にも「手話があるから、また会えると思う」といって、あいさつしました。
開発校に入校してから7ヶ月間は、教官や職員・障害者の訓練生に親切にしてもらって、本当にアッという間の出来事でしたが、卒業を待たずに早々と就職が決まって退校したことは、名誉なことだとうれしく思っています。
開発校は障害者にとって「楽園・天国」のように気楽なところでしたが、明日からは再就職でふたたび緊張の毎日が始まります。
コンピュータサービス技能評価試験
私が以前勤めた印刷会社で、多いときは5人の聴覚障害者がいましたが、自己都合による退職で次々といなくなり、私が定年退職したあとの現在は1人しか残っていません。会社には引き続き聴覚障害者を雇用したい考えはないようで、これと似た状況が他の企業にもたくさんあります。
多くの企業が障害者の雇用促進法によって、しかたなしに障害者を雇用してみたが、数人を雇用したあとで問題が起きたので、これに懲りて障害者の雇用に消極的になったのが、主な理由と思われます。
障害者の問題とは、よく休むことと、人間関係のトラブルがいちばん多い原因です。特に、ろう者は仲間の誘いや団体(ろう協・手話サークル・趣味など)活動で、簡単に休む傾向があるので、職場・企業から「また休みか」と敬遠され、信用を失います。
企業に雇用されるためには、雇用促進法の義務ばかりによらず、障害者自身が「障害者だから」という甘えを捨てて、「企業に信用され、使える人材」になるように、強い意思と努力が求められています。
1)出勤時間に遅れてはいけない(時間を厳しく守る)
2)職場のあいさつはきちんとすること(良い人間関係はあいさつから)
3)入社して1年間は仕事を休んではいけない(仕事は信用第一)
4)企業に手話通訳などの要望を出してはいけない(企業に負担をかけない)
5)企業の行事(慰安会・飲み会・研修会)に参加する(企業と一体で行動)
全国難聴者・中途失聴者団体連合会の青年部長のリポートを紹介します。
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職業問題における難聴青年の取り組み
青年部長 清成 幸仁
1.序論
我が国の障害者雇用は「障害者の雇用の促進に関する法律」(以下 雇用促進法)にて措置されているようではあるが、実態は雇用を義務づけられている常用労働者に対する障害者の雇用率1.8%以上を達成する企業間まれである。
雇用率未達成企業は足りない人数1人につき月額5万円の障害者雇用納付金を支払わなければならない。一方、1.8%を超えて障害者を雇用している企業などには、調整金・報奨金・助成金などが給付される。しかしながら、法定雇用率の制度が義務化されたのは1976年だが、全国平均の障害者雇用率が法定雇用率に達したことは一度もない。2002年6月現在では、法定雇用率の1.8%に満たなかった企業が57.5%と過去最多になった。「障害者を常時雇用するよりも納付金を支払う方が経費的には安い。」という考えもあるようで、企業側としては障害者を雇用することは「非効率」「経費がかかる」と捉えられがちである。
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以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
清成氏 論文(日本語)
手話通訳の費用(田舎教師) 2005-10-30 11:06:51
職場に難聴の方がおられる場合、いろいろ難しい問題がありますね。私の職場(もちろん聴障の職員がおります)を例にあげれば、まずは手話通訳の問題がでてきます。聾学校で講師をお招きして研修会を開こうとする時、大体、講師謝金よりも、手話通訳の方に支払う謝金と交通費の方が高くなります。講師謝金が交通費こみで5000円だとすると、手話通訳は2名で12000円。時には、3名でなければできないと言われる時もあります。そういった謝金は学校の経費だとPTA費からしか出せるところがなく、どうしても研修会の回数を減らしたり、呼ぶ講師の格を落としたりしなくてはいけなくなります。 企業や学校で、そのあたりの予算面はどのようにクリアされているのでしょうか。機会があれば知りたいところです。
事業助成の申請で(孫悟空) 2005-10-30 21:07:50
企業や学校で手話通訳を依頼する場合は、その費用は依頼者の負担になります。
私の地元で、親の会の講演会に手話通訳を依頼するときは、その講演会を実施する
助成事業の予算内でまかなわれているようです。
行政に研修事業の助成を申請するときに、手話通訳も予算に入れるといいでしょう。
企業は外部から手話通訳を依頼することに消極的になる傾向があります。
聴覚障害者が例えば、ろう学校の先生になりたいと思っても、それにたどり着くまでに様々なハードル(資格制限)があるようです。
「聴覚障害者の資格制限について」の一部を紹介します。
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4.教師、保母等
法律で資格制限がされているわけではないのだが、教師の資格や保母の資格を取得するのがきわめて困難である。業務教育を担当する小学校や中学校の教員養成を行っている教員養成大学や教員養成学部に入学すること自体、大きな制約がある。
大学によっては、面接試験を行ったりする。これも、聴覚に障害をもつ人には特別な配慮が必要なことが多い。運よく合格しても、講義等にどう対処したらよいであろうか。読話といった方法では、講義内容の理解は至難といえよう。したがって、聴覚障害者は講義に出席しても、傍らの友人のノートを筆写したり、教科書を読んでいる場合が多い。これは特に文科系科目において著しい。まれに手話通訳サービスの提供があるが、専門科目になると、通訳の力量が問題となることが多い。
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以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
聴覚障害者の資格制限について
株式会社ニューオータニ 総務部人事課 聴覚障害2級
池田大輔 氏
障害者雇用の場面において、採用の手法から職場の環境づくりまで、人事担当者の役割は大きい。自身も聴覚障害をもつ人事担当者として、採用する側とされる側、双方の実情に精通する池田氏に話をうかがった。
Q.障害者の方を、どのような職種で採用しているのですか?
現在、東京、大阪、幕張とあわせて聴覚障害者12名、肢体障害者6名、内臓機能障害者4名が在籍しています。通常の新卒採用は総合職として募集し、職種別採用は行いません。しかし、障害者雇用の場合、本人の能力や希望によってあらかじめ管理部門か客室業務の職種に分け、その中でローテーションを行い配属を決定します。障害の種類によっては、できる業務が限られる場合もありますので、配属先を指定して採用するケースもあります。
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以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
障害者雇用の現状と課題|DISCO HRPlaza
全国聾学校PTA連合会会長(筑波大学附属聾学校PTA会長)の丸谷俊博さんが「聾教育への期待と親の役割」で書かれた文の一部を紹介します。
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社会に出た時も「聞こえない」ことを自ら周囲へ明示して認識させ、その中でコミュニケーションをうまく取る手段や要領を考え出してゆかねばなりません。健聴者とのコミュニケーションは口話が成り立てばベストですが、成り立たない場合には、その場に適した様々なコミュニケーション手段(手話、筆談、IT機器活用)の使い分けに知恵を絞る必要があります。ここに“考える力”が発揮されなければなりませんし、聴覚障害者、健聴者共にお互いの意図を理解し合う努力を惜しんではならないと思います。但し、手話は、聴覚障害者同士には主要なコミュニケーション手段となりますが、健聴者が手話を習得していることはほとんど無いので健聴者とのコミュニケーションの際にはボディランゲージやサインに類する補助伝達手段となってしまいます。このことから保護者は、機会があるたびに健聴者とのコミュニケーションを図るための訓練の場を子供達に与えるべきだと思います。
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以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
聾教育への期待と親の役割
確か…。(きょうこ) 2005-10-26 23:21:49
記憶が定かではないのですが、確かこの方、ある掲示板で、「手話をボディーランゲージなどと一緒にするなんて、言語として見ていない。補助手段だと?けしからん!」とか批判されていた方だったと思います。
記憶があいまいですが、附属聾学校の創立○周年の記念誌とかそういう学校独自の冊子に同じような文章が書かれていて、それを読んだ学校関係者(というか他の書き込みから推測するに保護者)の投稿だったようです。
紹介だけされていてコメントはされていないので、書いてみました。
私自身は、ろう者にとっては言語でも、手話を知らない健聴者に限定すれば補助手段としか言えないと思います。
それは、例えば、ドイツ語やフランス語を知らない人にドイツ語やフランス語でしゃべったら、言葉そのもの(≒単語や文法)ではなくて、声の調子や表情で分かっているという感じになって、その言語そのものは補助的な役割しか果たさないだろうから、「補助手段と言った」→「言語として認めていない」ということにはならないような気がしました。
ちなみにその掲示板はロムしてるだけです。
いかがでしょうか?
言語と補助手段(孫悟空) 2005-10-27 17:50:16
> 私自身は、ろう者にとっては言語でも、手話を知らない健聴者に
> 限定すれば補助手段としか言えないと思います。
いわれる通りで、よろしいです。
たとえ、手話を知っていても、学校の教育現場では、日本語をメインに
教科を教えるところですから、手話が補助手段になります。
言語であることと、補助手段であることは別の問題であると思います。
私の地元で、石川県ことばを育む親の会・難聴児を持つ親の会が年2回発行している「あじさい」に、初めて私の寄稿が載りました。
題して「口話教育は日本語教育」で、口話教育が日本語教育に有効であることを科学的に説明したものですが、この聴覚障害者自身による口話教育論で、「口話か手話か」で揺れ動いている親御さんや教育関係者にある程度の影響を与えることが出来たらと思っています。
10月2日(日)に開かれた「石川の技能まつり」で、障害者の技能コンクールに、私は表計算(エクセル)部門に出場して、その閉会式にろう学校出身の若い20代女性と隣り合わせになりましたが、ろう学校の教育について「口話教育は厳しかったが、先生がよかった、今は手話に変わってどうしたのだろう」と心配そうに話してくれました。
私が「子どもの手話は日本語とちがう、口話で日本語の文章を読んで話さないと覚えない」というと、彼女はうなずいて「そうですね」と納得してくれました。
先に紹介しました「金沢方式研究会」のホームページで、「よくある質問」に
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金沢方式においては、幼児期に使用する手話・指文字は日本語を習得させるための手段と位置づけていますので、文法体系が異なる日本手話は使用しません。
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手話を学ぶ場合は、小学中学年〜中学生の間に、日本語にも手話にも堪能な方から学ぶのが、適当です。
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とありましたが、インターネットの情報でよく研究されていると思いました。
聴力障害の子どもに補聴器を無料配布 陝西省
陝西省では昨年から、同省人民政府の活動「全省の身体障害者のために行う8つの事業」の中で、聴覚障害を持つ7歳以下の子どもに補聴器の無料配布を行っている。この活動で、貧困地区に住む3100人の子どもが補聴器を手に入れた。陝西省の聴覚障害を持つ7歳以下の子どもは3万5千人に上る。このうち80%は聴力が残っており、補聴器をつけて訓練を行えば、正常な聴力を持つ児童の水準、もしくはそれに近い水準まで回復する。(編集SN)
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以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
人民網日本語版
きのう、採用が決まった企業から郵便で社名が入ったA4の封筒が送られてきました。中をあけてみると、入社の手続きに必要な書類がいろいろ入っていました。さすがにIT産業の有名企業だけあって、細かい決まり事がたくさんありました。
有名企業になると、求人情報誌に広告を出さなくても、毎年大学・専門学校の新卒で応募がたくさん来るし、インターネットで会社のホームページにアルバイトやパートの応募がたくさん集まってきます。
求人に不自由しない有名企業がなぜ、障害者就職面接会に参加するのか、それは「障害者の雇用枠」というものがあるからです。
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<抜粋>雇用の促進等に関する法律
第1節 身体障害者又は知的障害者の雇用義務等
(身体障害者又は知的障害者の雇用に関する事業主の責務)
第10条 すべて事業主は、身体障害者又は知的障害者の雇用に関し、社会連帯の理念に基づき、適当な雇用の場を与える共同の責務を有するものであつて、進んで身体障害者又は知的障害者の雇入れに努めなければならない。
・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・・
障害者雇用率(法定雇用率)の設定(平成10年7月1日施行)
雇用の進展、職域の拡がり等を踏まえ、雇用する労働者数が56人以上の事業主は、身体障害者又は精神薄弱者を1人以上(全労働者の1.8%相当数以上)雇用しなければならない。 なお、これらの事業主は、毎年6月1日現在の障害者雇用状況を公共職業安定所に報告しなければならない。
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ろう者・難聴者で「よく有名企業に入れたな」という話があったら、「雇用枠」で採用されたと思って間違いありません。
しかし「雇用枠」だから、障害者はだれでもいいわけでなく、有名企業になればなるほど、障害者の応募が殺到して、選考が厳しくなってきます。ですから、採用された人は「能力が評価されて選ばれた」ことを誇りに思い、なお一層の努力と成果が求められています。
せっかく有名企業に就職しながら、数年であっさり辞めてしまう若いろう者・難聴者を見ると、すごくもったいなくて残念に思います。
障害者の雇用の促進等に関する法律
先にお知らせしました、NHK教育テレビ「ろうの国」を見ました。
まず、子どもたちの手話に注目しましたが、どこかのろう文化系フリースクールと違って、口話に手話をつけて話す「日本語対応手話」で、安心して見ていられました。
ろう学校へ行っても、わずか2〜3人のクラスで、例えば男子が2人、女子が1人というような構成では、社会性を養うことはなかなく難しく、このような集団活動は意義のあることだと思います。
しかし、手話サークルで集団らしい活動が出来るためには毎週開催が必要条件であるように、子ども集団の活動が年に数回程度の開催では不十分です。
インテグレーションの子どもは、言葉の困難があっても、スポーツ活動に積極的に参加して、社会性を養っていかなければなりません。
また、ろう学校で手話の集団活動が出来ても、ろう学校は特殊で閉鎖的で狭い環境であることに変わりありませんから、ろう学校と実社会(聞こえる世界)のギャップを自覚しながら、努力していかなければなりません。
きょうの午前10時半から、第二ビル倉庫の現場で実地テストを受けました。
荷物の積み替えやパレットの移動、フォークリフトの運転、そして言葉のコミュニケーションなどを確認させられましたが、結果は「採用決定」でした。ただし倉庫勤務でなく別の職場勤務で、来月1日から出社することになりました。
午後から障害者職業能力開発校に戻って、電子機器科の担当教官に結果を報告して、今月いっぱいで退校することになりました。同じクラスの8名で就職が決まったのは私が初めてですが、ほかのクラス(一般事務科・製版科・洋裁科)でも3名の就職が決まって、早い人は夏休み直後に就職で退校した人も4名いました。
開発校のなかで、手話サークルに行っている2人に結果を話すと「おめでとう、よかったね」と喜んでくれましたが、入校してから7ヶ月でお別れ(退校)になるので、少し寂しそうな顔でした。
実地テストの前、再面接から帰って、駐車場で車を降りて、自宅のマンションに向かう階段のところに、金色に光る5円玉を見つけました。5円はゴエン、「ご縁」につながるので、就職の見通しに「いい予感」を抱いていました。
就職は、縁談と同じように、本人の能力・努力ばかりでなく「ご縁」で決まるもので、「ご縁」と思ったら、迷わないでしっかりとつかんで、離さないことが肝要と思います。IT産業の有名企業で働ける「幸運=ご縁」に感謝し、誇りに思っています。
おめでとうございます(田舎教師) 2005-10-22 12:39:45
何かこちらまでも嬉しくなるようなニュース!!
おめでとうございます。
孫悟空さんの努力と頑張りの成果なのですね。私も頑張らなくては!と久々に心熱くなりました。
職場での様子など、ぜひ、時々、ブログにアップしてください。こんなことがタイヘンで、こんなことに気をつけて、そしてこんなふうにしたら乗り切っていけた…などなど。
就職を控えているうちの学校の生徒達にとってこれ以上、参考になり、役に立つ、情報はないかもしれません。
(あ、ですが、職場の様子を明かすのはいろいろまずいことが生じるかもしれませんね。)
ありがとうございます(孫悟空) 2005-10-22 22:22:18
若い人たちが就職にあたって、心がけてほしいことを
のちほどブログにアップしていきたいと思っています。
やりましたねぇ〜♪(益田) 2005-10-22 22:59:48
先生、そうこなっちゃ!
やりましたね。
「あきらめずに、やれば出来る!」
身を持って、証明してくださったじゃないですか。
頑張りましょう。
みんなのためにも。
若い人達へのメッセージ。
楽しみにしております。
とにかく今は、おめでとうございます。
就職の実感(孫悟空) 2005-10-22 23:32:00
益田さんもどうもありがとうございます。
きょう、採用していただいた企業から郵便で就職手続きの書類が届いて、就職の実感が少しわいてきました。
15日(土)夜・16日(日)朝
22日(土)夜・23日(日)朝 「ろうの国・全国ろう児の集い2005」
〜ろうアイデンティティの確立を目指して〜
9月17日から三日間、国立オリンピック記念青少年総合センターで全国のフリースクール、ろう学校教員などろう教育関係者と聴覚障害児とその親が参加して「行ってびっくり!ろうの国・全国ろう児の集い2005」が開催される。ねらいは、子供が早い段階から聞こえないことを積極的に受け止めるにはどうしたら良いか考え、子供にろうであることのアイデンティティを持ってもらうこと。特に家族など周囲が健聴者の場合、子供が一人孤立し障害の受容が遅れ社会適応も困難になる。“ろうの国”ではろうの俳優や、薬剤師、プロのゴルフプレーヤー、登山家、メイクアップアーティストなど、各界で活躍している第一人者がその体験を語る他、「ろう者の未来」と題した中高校生によるディスカッション、「豪華講師による三日間手話レッスン」など多彩な企画が予定されている。三日間の子供と関係者の表情を追い、聞こえないことの早期受容の大切さを改めて考える。
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以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
NHK 福祉関連番組のご案内
インテグレーション(地域学校)のろう・難聴児が手話の仲間集団を形成して、アイデンティティを確立することは大いに奨励されるべきと思いますが、あまりに「ろう、ろう」というのは、かえって「閉鎖的で視野の狭い世界」に閉じこもってしまう、つまり世間知らずになる心配があります。
先に紹介した「みみより会」の先輩たちのように、もっと広い世界で、聴覚障害を意識せずに可能性に挑戦する、強い精神力を育ててほしいと思います。
高等教育における聴覚障害者の情報保障講演会のご案内
学生生活の中での音情報は、講義での先生の説明や雑談、友達とのコミュニケーションなどです。これらの音情報を保障するのが情報保障です。近年、聴覚障害者の大学への進学者が急速に増え、それに伴いさまざまな支援を行う大学が増えてきています。本企画は、講義での情報保障をはじめ、友達とのコミュニケーションなどの情報保障を考えたいと思います。
また、基調講演といたしまして、筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター支援交流室助手であり関東聴覚障害学生サポートセンターの白澤麻弓さん、パネルディスカッションのコメンテータとして、ろう弁護士で2003年7月から約7ヶ月間アメリカ留学し、ADA法(米国差別禁止法)と聴覚障害者との関わりについて調査されました田門浩さん、全国障害学生支援センターの殿岡翼さんをお招きします。
当日は手話通訳とパソコン要約筆記通訳がありますので、皆様の参加をお待ちしています。
尚、当日の準備の都合等がございますので、ご連絡をいただけましたら幸いです。
記
日時 2005年11月13日(日) 13時半〜16時半(受付 12時半から)
場所 神奈川工科大学 図書館4階
(小田急小田原線「本厚木」駅より「青年の家」行、
「神奈川工科大学経由・鳶尾団地」行で「神奈川工科大学前」下車。)
内容 <報告>
基調報告 「高等教育機関における聴覚障害者の情報保障」
関東聴覚障害学生サポートセンター事務局 白澤 麻弓
聴覚障害学生 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程 中條 美和
神奈川工科大学 福祉システム工学科 2年 棚橋 鉄也
支援者 東京大学バリアフリー支援室 特任専門職員 伊藤 聡知
神奈川工科大学学務部学生課 和田 美賀子
神奈川工科大学 小川研究室 研究生 岩井 晶子
<パネルディスカッション>
今後の聴覚障害者の高等教育のあり方などを、報告と共に、ディスカッションします。
指定発言 全国障害学生支援センター 代表 殿岡 翼
コメンテータ ろう弁護士 神奈川聴覚障害者総合福祉協会評議員 田門 浩
コーディネータ 神奈川工科大学 福祉システム工学科 教授 小川 喜道
お問い合わせ
神奈川県厚木市下荻野 1030
神奈川工科大学 工学部 福祉システム工学科
小川研究室 担当 後閑 貴満(ごかん たかみち)
TEL 09084337715(本企画専用携帯)
FAX 0462913262(小川研究室宛と記載)
URL http://www.we.kanagawait.ac.jp/~ogawa/
Email s016045@cce.kanagawait.ac.jp
きょうの午後1時30分から3時まで、再面接に行きました。
先に書いたように、IT産業の有名企業らしく本社ビルは全面ガラス張りのインテリジェントビルで、玄関の自動扉から入って階段を上がっていくとすぐに受付があり、女性社員に「総務の○○さんをお願いします」というと、ロビーで待機して間もなく会議室に通されました。
以前に務めた印刷工場の本社ビルも全面ガラス張りのインテリジェントビルで、やはり同じく階段を上がった2階に受付があって、社内の雰囲気が非常に似通っていたので、初訪問にもかかわらず、わりと落ち着けました。
総務の男性社員から「面接の前に適性検査をしたい」ということで、性格テストのような用紙を渡されて、質問の回答欄から番号を選んで、回答用紙に番号を記入するものでした。この回答記入は30分ほどで終わって、こんどは総務を含めた3人の男性幹部社員と面接が始まりました。
私はあえて手話通訳をつけないで、補聴器をつけて「書きながら話していただくとわかると思います」といって、会社や仕事の内容などわりあいスムーズに会話が進みました。私が評価されたのは、印刷工場の倉庫でフォークリフトを運転した経験があることと、趣味のパソコンで企業が扱う製品の知識を持っていたことでした。
次に、本社ビルから離れた第二ビルの倉庫の作業現場を見せてもらって、終わりました。結果は午後8時過ぎに総務から「面接の内容に問題がないが、いちど現場で実地テストをしたい」というメールがありました。おそらく障害者雇用に慎重と思いますが、とにかく「芸は身を助ける」で、また一歩前進したと思いました。
おお!大前進!(益田) 2005-10-18 16:58:16
なんだか、こちらが楽しみになってきてしまいました。
熟年の再就職。
どこも厳しい環境ですね。
良い結果が得られますように。
熟年の再就職(孫悟空) 2005-10-22 22:15:11
ありがとうございます。
おかげさまで、実地テストをクリアして、就職が決まりました。
障害者の熟年にしては、奇跡的な再就職だったと思います。
東京都立品川ろう学校で、10月20日(木)に公開授業があります。
申し込み締め切りを過ぎて参加できない方は、来年の6月予定を待たなくてはならないと思います。
くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
品ろうニュース
ろう学校はふつう、幼稚部から高等部までの一貫教育で行なわれていますが、東京都教育委員会の情報によると、都立ろう学校8校のうち大塚・江東・品川・杉並は幼・小・中で、大田・石神井は高のみ、立川・葛飾が幼・小・中・高となっています。
東京都立盲・ろう・養護学校一覧
この「難聴学園」のホームページを始めたころに、金沢大学医学部耳鼻咽喉科言語外来の能登谷晶子先生が中心となって指導している「金沢方式」を紹介していましたが、今年3月1日に「金沢方式研究会」がNPO法人の認証を受けて、10月15日にホームページを公開しました。
金沢方式研究会のページ
石川県NPO法人一覧
私の「難聴学園」は、ろう学校で従来行なわれてきた聴覚口話教育をベースにしていますが、「金沢方式」の文字導入もいい参考にしています。聴覚口話が不完全であっても、文字が理解出来れば言葉と知識がいくらでも獲得出来ます。
いま私の地元・石川県では、「ろう学校の早期手話導入」と「金沢方式の早期文字導入」と「難聴学園の聴覚口話と文字」の3つどもえで、激しく争っている状態です。
しかし、ろう学校の手話導入はいずれ日本語教育で行き詰まり、金沢方式は難聴児の帰属集団形成が課題になると思われます。
ろう児・難聴児はどれだけ努力して成人しても、決して聞こえる人と同じになりません。聞こえる人と同じになろうと悩むことは無意味です。
ろう者・難聴者はそれぞれに合った考え方と生き方があり、そして聞こえる人に負けない・優れた能力を持つことは出来ることに希望を持ってほしいと思います。
10月16日(日)に東京で「みみより会創立50周年記念大会」が開かれるので、ホームページのお知らせを一部紹介します。
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みみより会は、今年で創立50周年を迎えました。振り返れば昭和30年1月に創立して以来、幾度かの危機にも見舞われ、ときには会の存亡にも関わる波乱もありましたが、そのたびに乗り越えてこられましたのは、みみより会を愛する皆さんの力です。
ただいま理事会では、50周年記念大会準備委員会を作り企画を練っておりますが、そのひとつの記念講演の講師を、創立以来の会員で九谷陶芸家・ギャローデット大学客員教授の三ツ井詠一さんにお願いしたところ、快諾のお返事を頂けました。50周年の節目を飾るこのうえないプレゼントです。ご期待ください。
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以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
みみより会例会情報
この記念大会の講演者であり、先に出版された「可能性に挑んだ聴覚障害者―ろう者・難聴者50年のあゆみ」の執筆者でもある、ろう陶芸家の三ツ井詠一さんは、略歴にあるように、大阪府立聾口話学校を経て、石川県立聾唖学校小学部を卒業し、インテの中学・高校・金沢美術工芸大学に進学した、類まれな秀才です。現在、石川県小松市に在住で陶芸の制作に励んでいます。
本の執筆者のなかには、中途失聴者をのぞいて、口話教育で育てられた秀才が多く登場しています。
先月28日の集団面接会から1週間たったあとで、1件から封書が送られてきました。結果は不採用で、履歴書が戻って入っていました。自分の年齢を考えたら、しかたがありません。
きょうの午後に、障害者職業能力開発校の訓練生が5名、すぐとなりの障害者福祉工場へ再面接と職場見学がありました。
50歳代以上の訓練生には再面接がなく、毎週1回届くハローワークの「求人情報」に目を通していました。
私は、面接会で2件のうち、残り1件がメールの連絡待ちでしたが、2週間たったきょうの午後になって、やっと連絡のメールが届きました。結果は「再面接」でした。相手はIT産業の有名企業で、思いがけない幸運に喜んでいます。
後日に再面接の結果が決まり次第お知らせします。
開発校では、先に表計算「エクセル」の試験が終わって、文書作成の「ワード」を始め、JAVAのブログラミングも始めています。ブログラミングは、言語と同じように文法規則が決まっているので、1字でも間違えるとエラーとなって、動きません。
ブログラミングの文法規則をおぼえるためには、たくさんのブログラム例文を打ち込んだり、一部を変えてみたりして、自然に意味と使い方をおぼえていくしかありません。
日本語をおぼえるときでも、ひたすら口話教育の音読と書き取りを続ければ、自然に意味と使い方をおぼえることと同じです。
ご成功をお祈り申し上げます(益田) 2005-10-14 11:13:19
厳しいご時勢に、不利な条件。
それでも腕を磨いて前向きに取り組まれている姿には、とても感銘を受けました。
どうか念願成就しますように。
天命を待つ(孫悟空) 2005-10-14 22:49:40
ありがとうございます。
開発校の教室で、再面接の連絡があったのは、クラス生8人のうち3人だけで、
黒板に名前が出ていると、誇らしく思います。
再面接になったら、自分が企業に対して何ができるのかをアピールして、
あとは「人事を尽くして天命を待つ」ばかりです。
可能性に挑んだ聴覚障害者
ろう者・難聴者50年のあゆみ
特定非営利活動法人 みみより会 編
文理閣刊
本体2,500円(税別)
ろう者・難聴者・中途失聴者たちは、障害と人生にどう向き合ってきたか・・
聴覚障害には、就学、就職、医療の場、結婚、育児、補聴器、手話通訳など、さまざまの場面で困難がつきまとった。そうした差別をなくそうと、みみより会に集まった人々は、思いを会誌に投稿し、互いに励ましあってきた。
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以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
おすすめの本
青森大会の「ろう両親交流会」に参加した、全日本ろう学生懇談会会長の小倉健太郎さんの感想文を一部紹介します。、
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この交流会に参加し、口話教育をまだ重んじている聾学校があることにびっくりした。口話教育は何を以って成功と言えるのか。口語教育についていけない聾児はどこへ行けばいいのか(聾学校本来の機能を忘れてはいないか)。この二つを口話教育主義者に問うてみたいと思った。
僕の知る限りでは、1対1では口話で話すことはできても、1対多数で話せるようになった成功例は聞いたことがない。口語教育の限界は意外と底が知れているものである。
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この人は肩書からわかるように、まだ大学生ですが、おそらくろう学校を経験しないでインテグレーションしたものと思われます。ろう学校の口話教育に対する無知と偏見はひどいものです。
「1対多数で話せるようになった成功例は聞いたことがない。」というのは、とんでもない暴論です。「1対1で口話で話すこと」だけでも、口話教育のすごい成功例といえます。
「1対多数で話す」ことは、この私でもできないし、ろう者・難聴者ができなくて当たり前のことです。もし、できる人がいたら<聞こえる人>に近い軽度難聴者と思って間違いありません。
また「口話教育では、明瞭に話せない、完全に読み取れない」という批判も、口話教育に対する無知と偏見です。聴覚の構造は複雑でデリケートなものですから、障害があれば明瞭な発音と話しかたが不完全になるのは当たり前のことです。
読み取り(読話)にしても、不完全は当たり前で、全く役立たないというわけではありません。ろう者・難聴者はみんな相手の口元を見て、口話と手話をしています。
口話教育は「聞こえる人に近づける」ように見えますが、聴覚・口話・文字を活用して、日本語(音声・書記)を獲得させることに目的があり、長年の実績と成果があります。
同じく、第3分科会「日本語・手話指導の実際」に参加した人の感想文を一部紹介します。
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「日本語・手話指導の実際」の分科会では、まずろうの子供たちが聾学校で学ぶ時に必要なのは手話をともにした授業方法が必要なのだと感じさせられた。
しかし、手話をともにした指導方法では問題点が残るのではないかと改めて感じさせられた。何か問題点なのかというと、手話をメインにした上では正しい日本語の学習能力が身につかないと思う。現在の指導方法では、手話というものがあり、甘えてしまう傾向性があるのではないかと感じた。
例えば、批判するつもりではないが理科など、様々な用語を手話で表すのは賛成だが、手話の意味と日本語の意味を理解してから、手話を使って欲しいと思った。現に手話だけのコミュニケーションが浸透化すると、文章の能力が失われていく危惧性もあるのではないかと思う。ではどうしたら良いのか? それは非常に難題であると思っている。
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この人も、手話で日本語教育に疑問をもっていますから、これ以上改善と進歩を期待できないくらい深刻な問題です。手話教育は、口話(日本語)教育が定着した中学生になってから教科学習の補助手段として導入してもおそくありません。
団体の機関紙は、ふつうイデオロギー(主義・思想)に都合のいい原稿だけを採用して、不都合な原稿はボツにされるものですが、口話推進派・手話推進派のどちらに偏ることなく採用したことに好感が持てます。
聾教育の未来は……(田舎教師) 2005-10-09 22:32:16
本当に孫悟空さんのおっしゃる通りなんですよね。聴覚口話はやはり適切な方法なのです。私自身も確信があります。ただ次から次へと聾学校に来る若い先生方は、聴覚口話を学ぶことなく安易に手話に走ってしまいます。若い先生だけでなく、教頭、校長といった管理職までも(しかも聾教育の実践経験のない方ばかり…)、どこかで講演等を聞いてくるとすぐに感化されてしまいます。
古株がこつこつと子どもを指導することもブレーキがかかるようになってきているようです。もう歯止めはきかないのかもしれないなあとあきらめかけているところです。
今、インテグレートした子の相談や個人指導を休日にボランティアで始めました。聴覚口話は聾学校の外で新たな根を生やし、実績を残していくのかもしれません。そして、学力の差は歴然とつき、聾学校の子ども達は、手話を使うことが出来るというその点だけを誇りにして大人になっていくのでしょうか…。
進路開拓の職場回りで、「聾学校の子は、我が強く、要求ばかりする。そのくせに書類も作れない」と面と向かって指摘をうけました。「生徒達に自分の能力を正しく認識させてください」と言われた時には、学校ですすめてきた“聾者としての有能感をもたせるための『障害認識』の学習”を苦い思いでふりかえってしまいました。
すみません。ぐちをかいてしまいました。ここぐらいしか書ける場所がないんですよね今は。
これからもブログ楽しみにしています。どうか歯に衣着せぬ意見をどんどん続けていってください。応援しております。
ボランティア活動(孫悟空) 2005-10-09 23:22:17
またのコメントをありがとうございます。
田舎教師さんのように良心的な口話教育の専門家が年々少なくなっていくことをとても残念に思っていますが、
> 今、インテグレートした子の相談や個人指導を休日にボランティアで始めました。
> 聴覚口話は聾学校の外で新たな根を生やし、実績を残していくのかもしれません。
この活動が、全国各地にひろがっていくといいですね。
きょう、ろう教育の明日を考える連絡協議会の機関紙「ろう教育の”明日”」が届きました。内容は「ろう教育を考える全国討論集会」青森大会の報告を中心にしたもので、先の日本聴力障害新聞よりも多くの報告がありました。
第3分科会「日本語・手話指導の実際」に参加した人の報告から、一部を紹介します。
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第3分科会岡本みどり氏のレポートに絞って述べてみたい。
岡本氏は、今年4月に公開された日弁連の「手話教育の充実を求める意見書」を紹介し、“手話での教育とは、聴覚口話法に手話単語をつける日本語対応手話(手指日本語)ではなく「日本手話」と「書記日本語」の二言語(バイリンガル)教育だ”ということを明確に主張されていた。だから「広島聾や奈良聾、大塚ろうでもまだまだ」という発言になるのだろう。
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岡本みどり氏は、ろう文化系親の会の代表者で、毎年のように討論集会に参加しては「バイリンガル教育」を繰り返し主張している人で知られていますが、その娘さんは口話教育で日本語を獲得して、インテグレーションして、ろう学校に転校しています。
ろう学校の手話(日本語対応手話)教育を批判していますが、岡本氏はろう文化系の「バイリンガル教育」理論を主張しているだけで、実際に日本手話で娘さんを教育したわけではなく、ろう学校の教壇に立って実績を出したわけではありません。
先に書いたように、青森大会の参加者が例年の半分ぐらいと少なかったのは、日程発表がおそく、その後も熱心にPRしていないことが原因だったようです。
来年は8月18〜20日に、熊本県の国立阿蘇青年の家で開かれます。
松江ろう学校100周年、記念式典で発展誓う…卒業生ら420人
創立100周年を迎えた松江市古志町の島根県立松江ろう学校(松本弘光校長、38人)で23日、記念式典が開かれ、卒業生や保護者ら約420人が同校のさらなる発展を誓った。
同校は1905年、小学校の教師をしていた福田与志が松江市母衣町に「松江私立盲唖(あ)学校」として開校、児童ら11人を迎えた。現在は幼稚、小学、中学、高等、専攻科の5部に分かれ、授業が行われている。
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以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
YOMIURI ONLINE
きょう障害者職業能力開発校に行ったら、教室で教官から集団面接会の結果について、クラス生8人のうち「再面接」を受ける人が2人いることを聞かされました。私はメールで連絡待ちでしたが、選に外れてしまったようです。
先に書いたように、求人資料に「年齢不問」とあっても、どこの企業も基本的に50歳代までの採用を想定しているので、まだ楽観は出来ないと思っていた通りでした。
2日の「技能まつり」で、長く職安に務めて定年退職で今は嘱託の担当者に会ったところ「障害者ばかりでなく、一般の人も定年後の再就職は難しい」と聞かされました。
ろう者仲間で定年後に再就職できた人は、同じ会社にそのまま嘱託として採用された数人だけで、それ以外は「全滅」といっていいほどです。やむなく重複障害者の作業所「ろうあハウス」へ行って、タダ当然で働く人もいました。
私も印刷工場を定年退職したときは、会社から「嘱託」の話がありましたが、体力的にきつくて体をこわして病気になったら困ると心配して、辞めることにしました。
教室で、クラス生のひとりは「どこも雇ってくれないなら、自営するしかない」と話していましたが、障害者が自営することは簡単ではありません。細々と続ければいいほうで、多くはあえなく廃業してしまいます。
若いろう者・難聴者は、いいところへ就職が決まったら「石の上に3年」で、何があっても3年以上は辛抱して続けるべきで、安易な転職を考えないほうが無難に思います。
まったく同感です。(ずっきん) 2005-10-05 16:30:17
>安易な転職を考えないほうが無難に思います。
この一言は、まったく同感です。
ところが、この厳しいご時勢に簡単に職場を辞めてしまう人が多いように感じています。
向こうから「辞めろ」といわれても、しがみついて頑張っていくくらいの気概が欲しいものです。
寄らば大樹の陰(孫悟空) 2005-10-05 17:13:11
> 向こうから「辞めろ」といわれても、しがみついて
頑張っていくくらいの気概が欲しいものです。
その通りで、特に障害者は「寄らば大樹の陰」に
しがみつくべきと思います。
以前にお知らせしましたが、筑波技術短期大学がこの10月から4年制の「筑波技術大学」としてスタートを切りました。
学長あいさつ
筑波技術大学は聴覚及び視覚障害者のために創られた国立大学です。本学の前身である筑波技術短期大学は、18年間にわたって障害者のための新しい教育方法を開発し、障害者が専門技術を身につけるための高等教育を実践してきました。これまで1000名を越える卒業生を社会に送り出してきた実績が、新生・筑波技術大学に受け継がれました。
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以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
筑波技術大学
何かのテレビ番組で、ふつうに聞こえる男の子がいましたが、4歳になっても言葉らしい言葉を話さないので、両親は「言葉がおそい、知恵おくれかも」と心配していました。ところが、5歳のとき両親が何かを話したら、それまでだまって聞いていた男の子は「あの、すみませんが・・・」と大人のような言葉で話して、両親をびっくりさせました。
その男の子は、今までに耳で言葉をちゃんと聞いていて、言葉を話せるけれども、話すことが面倒くさいだけで、だまっていたということです。
大人もそうですが、男性はおしなべて言葉を話すことがおっくうで、必要なときしか話さない傾向がよく見られます。
ろう・難聴児の場合も同じで、男の子よりも女の子のほうが母親といっしょにいる時間が長くて話し好きなので、口話教育の効果が早くあらわれやすくなります。また姉がいれば、家事や仕事で忙しい母親に代わって、話し相手になってくれるので、いっそう効果があがりやすくなります。
兄弟がいない一人っ子の男の子はひとりで遊ぶことが多いので、いちばん言葉がおくれやすいですが、母親ばかりにまかせきりにしないで、父親も同じように分担して、スポーツなどでいっしょに遊びながら言葉を使う機会を多く持つ必要があります。
毎日が忙しくて話し相手になってあげられない場合は、子どもが自分で絵本の文章を読める力をつけておく必要があります。日本語の文章が読めれば、コミュニケーションで獲得する言葉以上に多くの言葉(書記日本語・書き言葉)を獲得して、不特定多数の前で論理的な考え方・話し方・書き方ができるようになります。
教育の「良い結果」は、ふつう3年以内で出て来るもので、5年以上たっても「良い結果」が出なければ、あと10年・20年かかっても「良い結果」を出せません。
昔、西川吉之助・橋村徳一・川本宇之介らが主張した、口話教育は「良い結果」を出したので、100年の長きにわたって続けられました。誤解のないように説明しますが、すべての子どもが口話教育で「良い結果」を出しているわけではなく、正しい口話教育を忠実に守って努力した家庭の子どもだけが「良い結果」を出しています。
「母語」という言葉が示すように、聞こえない子どもに言葉を教えるのは母親の責任であって、「先生が言葉を教えてほしい」とろう学校にすべてを丸投げした、無責任な家庭の子どもたちには、残念ながら「良い結果」を出すことは出来ません。
ところが、近年の相次ぐ教師の異動と退職で、正しい口話教育が受け継がれないところでは「良い結果」を出すことが難しくなってきました。手話を導入してみても、集団のコミュニケーションが良くなっただけで、日本語教育で未だに「良い結果」を出せないでいます。
5年以上かかっても「良い結果」を出せなければどういうことになるのか、必ず周囲から批判と責任のなすり合いが起こり、組織が分裂して、弱体化・解散につながることは、どこの政治・スポーツ・企業などの組織によく見られます。
「日本手話を第一言語に、書記日本語を第二言語に獲得する」バイリンガル教育論を展開している、ろう文化系フリースクールに何かあったらしく、ホームページの活動を停止しています。
先の「ろう教育を考える全国討論集会」青森大会の参加者が激減して、元気をなくしていることと合わせて、手話教育の行き詰まりを暗示しているようです。