言葉と心を育てるBBSセミナー「難聴学園」


携帯電話で聴力検査 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月25日(金)20時37分28秒

ニュース配信より、転載です。
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“電話”が安価で身近な聴力検査機に

 携帯電話が、最も普及した安価な携帯型コンピュータであることは疑いない。大阪で
4月24日から開催されているシンポジウム「ケータイ・カーナビの利用性と人間工学」の
中で、携帯電話を聴力検査のためのオージオメータとして利用する方法が話された。

 産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門の中村則雄氏は、聴力検査の難しさが聴力
低下および難聴の早期発見を遅らせているとして、簡易な聴力検査機の必要性を指摘する。
「簡便な検査機が必要だ。体温計のように普及するといい」(中村氏)。
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以下、くわしい情報は、下のリンクでご覧下さい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030425-00000023-zdn-sci


副作用がない場合 投稿者:チコ  投稿日: 4月24日(木)23時17分30秒

手道さんは、
「ストマイで難聴になった事例は多く聞きますが
ストマイを使用したけれど、難聴にならなかった事例はありますか?」
とお聞きしたかったのではないでしょうか?

孫悟空さんの紹介してくださったリンクを読むと
昔のストマイが改良されて、現在は難聴になる事例も
すくなってきているとのことですが
それでも、心配は残っているようですね。

薬の副作用は、軽いものから重いものまで様々ですが、
副作用のない薬の方が少ないと思います。
だから、注意して使わなければいけません。

実際に薬を使って、副作用が出なければ、症状がなかった・・・と、
気にする人も少ないと思うので、
手道さんの質問のように副作用になかった人の話を
聞くのはなかなか難しいかもしれませんね


ストマイ難聴 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月24日(木)22時29分16秒

手道さん、いらっしゃい。

>ストマイ注射で耳が聞こえなくなったのは昔の話だけど 
>逆にストマイ注射で耳が聞こえなくならなかった人はいませんか?

「昔の話」というのですから、過去のことで現在はない、つまり聞こえなく
ならなかったわけで、ご質問の主旨がよくわかりませんが・・・。

とにかく、「ストマイ難聴」については、下のリンクでご覧いただけば、
少しは勉強になるかもしれせん。

http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/nantyousutomai.htm


ストマイ注射 投稿者:手道  投稿日: 4月24日(木)18時21分01秒

ストマイ注射で耳が聞こえなくなったのは昔の話だけど 逆にストマイ注射で耳が聞こえなくならなかった人はいませんか? ちょっと勉強不足で・・・ 


親子の手話 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月23日(水)23時31分44秒

聞こえない子どもを持つ親御さんで、手話講習会・手話サークルに熱心に
通って、子どもと手話コミュニケーションを図ることはけっこうなこと
ですが、それにはやっかいな問題があります。

親御さんは聞こえる人で、当然日本語で考えて手話におきかえることが
多いので、まだ日本語ができていない子どもにちゃんと意味が通じるのか
難しいものです。

ろう学校に行かせている子どもは、子どもどうしでは日本語とかけ離れた
手話をしているので、親御さんの手話は簡単なレベル以外は通じません。

ある程度の日本語能力をもった子どもなら、子どもどうしの手話と、親子の
手話を使いわける(コードスイッチング)ことは可能ですが、めったにない
ことです。

日本語ができていない子どもに、手話を与えることは日本語の獲得(母語化)
に大きな障害が起きます。この日本語障害は一生かかっても改善できません。

親子の手話で注意すべきことは
1)日本語を完全に獲得してからにする(早くても小学4年以降)
2)日本語に合った手話(日本語対応手話)にする
3)手話に音声語をつける
4)ろう学校の手話から隔離する


会社のパーティで 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月22日(火)23時21分00秒

千葉方面へ出発する前の19日(土)の夜7時半から、ホテルで会社の創立記念日兼
新入社員歓迎パーティがありました。
会社の年間行事のうちで、300名を越える最大の参加で受付前に長い行列が続いて
いました。
行列で待っている間に、職場の異動で久しく会っていなかった同僚・先輩・上司の
顔を見かけると「オッ」と手をあげて、会釈してくれるとうれしくなります。

受付が終わって会場に入ると、昨年よりもさらにテーブルの数が増えていて、座席
の隙間がないくらいでした。
社長などのあいさつと乾杯で、パーティが始まると長いテーブルの上に並べられた
料理を皿に取りながら、親切に世話してくれた人を見つけては、声をかけました。
それらの人たちは、何回かの社内異動で係長・課長・部長に昇進していました。

難聴の障害を気にしないで、明るく話し相手になってくれる人ほど、高い能力と
人間性をもっているので、次々と昇進していくとまたうれしくなります。
インテの学校でも、成績の優秀な生徒ほどあまり弱いものイジメをしない、むしろ
良き理解者・協力者になってくれる例が多いことと通じます。
しかし「甘え」は禁物で、難聴の障害があっても、周囲に貢献する意欲と能力を
高める「努力」を忘れてはならないと思います。

このパーティを1時間ほどで「抜けて」、自宅に戻ってから出発しました。


ナビゲーション 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月22日(火)00時18分23秒

ただいま、千葉方面から帰ってきました。
くわしいことは、別に掲示板「悟空」にアップしてあります。

車で知らない土地を走るときは、運転する人の判断能力だけでは難しく、
横でナビゲーション(案内)してくれる人が不可欠です。
聞こえる人どうしなら、地図を見ながら「あそこの角を右に曲がる」と
言うだけですみますが、聞こえない人どうしの場合は、手話でします。
手話を見ていると「わき見」運転になったり、手話の微妙なちがいを
見間違えて、とんでもない方向へ行ってしまったりします。
明るい昼間ならいいですが、暗い夜になると、車内はほとんど真っ暗で
手話が使えません。

横にいる人が男女・障害の有無を問わず、地図が読めない「方向オンチ」
だと最悪で、運転する人に負担がかかります。
そういうわけで、ろう者が運転する車にカーナビをつけることが常識に
なってきています。


千葉方面へ 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月19日(土)21時52分49秒

うちの印刷工場にGWの連休がないので、かわりに19〜21日の3連休で
今夜千葉方面へドライブに行ってきます。


開業資金 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月18日(金)23時46分02秒

自営で気になるのは開業資金ですが、ろう者がふつうに働いて自己資金を貯めても
開業に必要な資金が足りませんから、しかるべきところ(福祉・公庫)から融資を
受けることになります。
しかし、新規開業の場合はなかなか審査に受からないので、親の援助・保証を受けて
やっと融資が決まります。

開業資金が大きいと、もし失敗した場合は丸損になるわけで、本人も親も慎重になって
先輩の成功例を聞いたり、実際に見学したり、先輩からアドバイスを受けたりします。

親が金持ちでポンと開業資金を出してもらっても、成功できるわけでなく、本人1人
だけでやったり、ひまになったらパチンコに行ったり、団体活動と趣味に夢中になって
本業をおろそかにすると、お客さんの信用がなくなって、つぶれた例があります。

自営を1年以上続けて、安定した実績があると、さらに追加融資が受けられるので、
店の規模が大きくなって、お客さんが増えて定着します。


有望な自営の職種 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月18日(金)00時48分48秒

長引く不景気で、倒産やリストラで失業するろう者が相変わらず多く、ろう学校や大学を
卒業しても就職が決まらないという情報を聞いています。
あるろう学校の話では、就職が決まったのはわずか2割とかで、厳しく思い知らされます。

就職が決まらない場合は、能力開発校(訓練所)やろう学校の職業科で技術を身につけて、
自営を目指す道もあります。
以前に書いたと思いますが、ろう者で自営している職種は、理容師・歯科技工士などが
あります。

理容師は、ろう学校の高等部理容科で学ぶことができるし、地域の理美容専門学校で学ぶ
ことができます。
理容店を開業して20年以上続けて成功しているところは、夫婦とも理容師で明るい性格で
あることですが、最近は子どもと中年以上のお客さんしか来ていないようです。
それで理容師にかわって将来有望と思われるのが美容師で、美容店でコミュニケーション
がむずかしい聴覚障害(ろう・難聴)のお客さんで高いニーズがあります。夫婦・姉妹の
美容師で頑張れば、団体・サークルなどのコネ・紹介で成功するチャンスがあります。

次に有望なのが歯科技工士で、ろう学校の歯科技工士科か、地域の歯科技工専門学校で
学べます。これから高齢者がますます増えていくので、高いニーズがあります。
個人の歯科医院に勤めてから、独立して数軒の歯科医院から仕事をもらえます。夫婦・
兄弟で年中無休の覚悟で頑張れば成功するチャンスがあります。
歯科技工科のあるろう学校は、大阪の堺・つくば大学附属・北海道にあります。
個人の歯科医院に勤めるだけのサラリーマンでは、収入が上がらないでやめるケースが
たくさんあります。


「心の思い出」と「仲間意識」 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月16日(水)23時27分14秒

4月は入学シーズンで、晴れて小学生になった難聴児と親御さんは、期待と不安で
いっぱいになっていることと思いますが、速やかに地域の「難聴児をもつ親の会」
に入ることをおすすめします。

「親の会」に入れば、同じ経験をもつ先輩の親御さんからアドバイスをもらえる
ばかりでなく、同じ障害をもつ子どもどうしのつきあいが始まり、遊び仲間と
なってくれます。

しかし「親の会」の行事が大人(親)の都合によって決められることが多いため、
子どもどうしのつきあいが年に数回だけの場合は、子どもにとって「心の思い出」
と「仲間意識」が育ちにくくなります。

インテ(地域学校)に行けば、授業についていけるか、親切な友達が持てるか、
いじめにあったらどうするか、さまざまな困難が待ち受けています。
この困難を乗り越えるためには、子どもに「自分に同じ仲間がいるのだ」という
安心感と励みがなくてはなりません。

「心の思い出」と「仲間意識」を育てるためには、手話サークルと同じくらいに、
毎週1回決まった場所に集まって、いっしょに遊び・学ぶ機会を与えてあげるべき
と思います。


新入社員つづき 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月15日(火)23時46分12秒

きょうの職場で、リーダーから「話がある」と身振りサインで言われました。
こういうときは、ポケットから補聴器を取り出して、話を聞きます。
話を聞き終わると、例の新入社員が補聴器をめずらしそうに見ていました。
私が「これで、話がよく聞こえる」と言うと「ちょっと貸してくれないか」
と言ってきました。
新入社員が補聴器のイヤホンをもって、おそるおそる耳に近づけてみると
「ウワー、すげえ」と音量の大きさにびっくりした顔をしました。
補聴器を初めて見て、それがどんなものか体験してみて理解できたようです。

仕事の途中で「休憩」<両手でT(タイム)のかたちをつくる>の身振りサインを
教えると、よく使ってくれています。
ほかのろう者仲間で、職場で身振りサインと手話を積極的に使ってくれている例が
たくさんあります。
ろう学校出身のろう者は日本語がろくに出来なくても、素直で明るいので、親切に
してくれる人が出てきます。


新入社員 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月15日(火)01時02分59秒

4月は進学・就職のシーズンで、うちの印刷工場にもおおぜいの新入社員が現場研修の
ために入ってきました。1ヶ月以内に各現場を一巡させてから、配置が決まります。

私がいる職場にも新入社員が5名のグループで、3つのグループが入れ替わりながら、
いっしょに仕事をしますから、彼らに仕事のしかたを教えなくてはなりません。
教えるときは、身振りも交えて「これはこうやって」と声を出します。
彼らは私が難聴であることに気がつかないらしく、私に何か質問で話しかけてきます。
工場内は機械の騒音でうるさくて、補聴器をつけていないので、話がわかりません。
わからないときは、自分の耳を指して難聴であることをアピールします。
相手はたいてい「ああ、そうですか」という顔で、ほかの人に聞きます。

ろう学校出身のろう者は「耳、聞こえない」という身振りで、自分の耳が聞こえない
ことを素直にアピールしますが、インテの難聴者は隠す傾向があるようです。

難聴は障害であって、隠してもしかたがないものですが、仕事がきちんと出来て愛嬌が
よくて面倒見がよければ、新入社員の彼らとうまくつきあえます。


萩原浅五郎先生 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月13日(日)01時21分52秒

元附属ろう学校校長の萩原浅五郎先生は、生徒はもちろん成人ろう者も認めるほどの
「手話の名人」といわれていました。
おそらく20代のときから、ろう学校の寄宿舎生活で生徒たちに囲まれながら自然に
手話を体得したと思われますが、本物のろう者のように表情が豊かな顔をしながら
手話していたので、大変人気のある校長先生でした。
しかし、この手話名人の校長先生がいながら、幼小学部の授業に手話を認めません
でした。

また、萩原先生は「9歳の壁」といって、ろう学校生徒の国語力が9歳レベル以上に
あげることができないことを知っていました。


組織を強化する法 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月12日(土)01時02分46秒

全国各地に「親の会」があって、元気がいいところとないところもあります。

親の会を結成してから最初の10年ぐらいは元気があるところが多いですが、
20年を過ぎた辺りから元気をなくしているところが多くなっているようです。

私が20年以上かかわってきた、ろう協活動でも役員・会員が集まらない最悪の
時期もあれば、各種全国大会のあいつぐ開催で元気のいい時期もありました。

組織が元気をなくした原因として考えられることは、活動のマンネリ化がいちばん
大きいですが、意見・方針の食い違いで分裂、役員のなり手がいない、行政の少ない
補助と安い会費で財政難などがあります。

こうした悪条件を乗り越えて、組織を再生・強化させるために
1)活動の原点に立ち返る(何のための組織活動か)
2)問題意識とニーズの掘り起こし(どんな問題・ニーズがあって、どう解決するか)
3)全員協議と全員参加(役員だけでなく、みんなで話し合い、みんなで活動する)
4)1人1役の組織づくり(役員の兼任を制限して、みんなで役割を分担する)
5)新鮮で魅力的な企画(有名人の講演・時代のニーズに合った企画)
などを実施した結果、「最強の組織」ができあがりました。

しかし、最強の組織を維持していくことは大変なことで、わずかな「気のゆるみ」が
あるとくずれやすいので、いつも気を引き締めていかねばなりません。


岡山県の聴覚検査 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月11日(金)00時15分36秒

新生児の聴覚検査進む、岡山県は75%カバー、6カ月以内に療育開始
  
 小児の難聴は気付くのが遅れると言語の発達に大きく影響する。現在は生後すぐ、赤ちゃんが
寝ている間に、聴性脳幹反応(ABR)を自動的に調べる装置により、数分で難聴の有無が分か
るようになった。岡山県では新生児の約75%が検査を受けられる体制を確立。他の自治体も検
査実施へ動きつつある。 
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以下、くわしい情報は下のリンクでご覧下さい。
編集済

http://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/416nantyou.html


南村先生の報告書(つづき) 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月 9日(水)22時48分48秒

>5.専門家の役割とその確保
>(1) 両親に対する援助ができること
>心理的なフォロー
>聴こえないことについての知識に伝達
>子どもに対して何をなすべきかを共に考える
>できるだけ多くの聴こえない子どもの実態を見せる
>成人ろう者に会わせる
>(2) 聴こえない子どもとのコミュニケーションモデルを示す
>専門家の手話言語習得の必要性
>聴こえない子どもと楽しくスムーズにコミュニケーションできる事を、親に理解させると
>共に聴こえる子どもと同じように育てられる事を分かってもらう。
>親にもうひとつの言語を学ぶ機会を与えられた事を理解し、喜んでもらう。
> 
>(3) 聴覚障害についての最新情報の獲得
>人工内耳・補聴器・手話言語
>A・ABRの動向
>成人聴覚障害者の動向(社会的運動・職業・職場での問題・人間関係など)
> 
>(4) 専門家(ろう学校の教師)は聴こえる者と聴こえない者が半々といった構成で、
>聴こえる教師は手話が堪能であること。
>ろう者の教員採用を望む
>聴こえる教師に対する手話習得の場の保障
>(5) 子ども達の中にイメージを蓄積し、文字言語へつなげる
>日常的な保育内容として体験学習や再現遊びそして劇遊び
>文字言語の溢れる保育室

ここでいう「専門家」とは、医師・言語聴覚士・保育士・ろう学校教師・難聴学級教師
などを指すものと思われますが、医師は医学的な専門家であり、言語聴覚士は言語訓練
の専門家、保育士は保育の専門家といえますが、ろう学校と難聴学級の教師については
短期の異動をくりかえす限り、本当のろう教育専門家になり得ません。

南村先生は、手話の必要性を訴えながら、先生自身は手話に堪能でないので、矛盾します。
自分にできないことを、他人の専門家に求めるべきではありません。

それから、ろう者の教師採用は、手話に堪能なろう学校出身のろう者が大学に行って教師
免許をとらない限り不可能なことです。
最近は、インテ出身の難聴者がろう学校教師に採用された例が増えていますが、手話は
あまり堪能といえません。


南村洋子先生の報告書 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月 8日(火)22時34分49秒

次は、トライアングル教育部の南村洋子先生の報告書で、その中に

>補聴器の発達と親子の努力の成果は、私たちに思わぬ実態を明らかにしてくれた。彼らは
>どのように教育されてもコミュニケーション障害と情報障害から逃れる事が出来ず、自分
>自身のアイデンティティさえも確立できないということであった。

「母親法」で親子がどれだけ努力しても、難聴の子どもは聞こえる子どもと同じになるわけ
でなく、帰属集団(同じ障害の仲間)を持たなければ、自分自身のアイデンティティを確立
できなくなります。

>乳幼児期のコミュニケーションは、親にとっても子どもにとってもスムーズに100%分かる事が、
>最優先されるべきである。そのことが望ましい親子関係を築く第一歩である。また、聴こえない
>子どもにとって分かる事・理解できる事はもっとも重要で、人間に対する関心や物事に対する
>興味を育てるベースになる。視覚言語である手話は、聴こえない子どもにとって100%分かる
>言語であり、彼らの母語である。乳幼児期自分の言語で養育される聴こえない子ども達は、この
>時期に多くのイメージを取り込み、手話言語で思考し、将来を夢見る。

この部分は、あきらかに手話母語論を主張する「ろう文化」の影響を強く受けています。
手話言語で思考すれば、当然ながら日本語思考と矛盾して、日本語獲得ができなくなります。

>もうひとつの視覚言語である日本語の読み書きは、早期から子どもの目に触れさせる必要がある。
>この日本語の言語指導については、これまでのろう教育の歴史の中に多くのノウハウがある。
>音声言語については、その子の資質や環境・親の価値観によって可能な範囲で用いれば良いと
>考えている。最近の補聴器の発達と子どもの様子から、聴こえる親が子どもに手話と話しことば
>を投げかけていく事で、子どもは音声言語も獲得する場合がある。

手話言語の思考にもとづく日本語の読み書きは、よくて2・3語文レベルにとどまって、それ
以上の複雑な日本語構文は獲得できません。
残存聴力がある子どもならば、単語レベルで音声言語の獲得はできるでしょうが、きちんとした
二次的言葉で話せるかどうか疑問があるところです。
(つづき)

下のリンクで、報告書の全文をご覧下さい。

http://www.normanet.ne.jp/~deafedu/site7/minami1.htm


森井結美先生の報告書 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月 7日(月)22時00分58秒

乳幼児期からの手話使用−その成果と課題−
                    森井結美(奈良県立ろう学校早期教育部)
1.はじめに
 本校で乳幼児期から手話を積極的に活用し始めたのは1993年頃である。当初はそれまで
のキュード・スピーチに併用する形であったが、その後キューはその役割を終える形で指文字
へと切り替えられ、現在は手話・指文字・音声を活用しながらコミュニケーションを進めて
いる。乳幼児期から手話を経験してきたのは、現在小学部5年生以下の子どもたちである。
(中略)
4.これからの課題
(1)手話を教科指導に活かす
 乳幼児期から手話環境を与えられた子どもたちは今小学生になっているが、教科指導の内容
がキュード・スピーチの時代と比べて大きく変化したわけではない。そのことは一方で、手話
を教科指導に活かす実践がまだ十分に積み上がっていないことを意味する。
 幼稚部では、「主体的な遊びを軸にした保育の中で、言語意識をどのように育てていくか」
が新たな課題になっている。手話の深まりと日本語(指文字や文字)との関連、また、個の表
現力と集団会話力をいかに高めていくか、さらには教科学習につながる幼児期の課題とは何か、
改めて整理していかなければならい。
(中略)
(4)教員の手話研修
 保護者の手話学習と同様に、手話を導入したろう学校がいずれも直面しているのが教員の
手話研修の問題である。私たち教員が校外で公的に手話研修を受ける機会はほとんどなく、
多くは個人的な努力でろう者と交流したり手話サークルに通ったりしながら手話を学んでい
るのが現状である。「手話の研修が必要だ」と合言葉のように言われるが、効果的な研修シス
テムはまだ見えてこない。
 教員に求められる手話の力とは、具体的にどのようなものだろうか。まずは子どもと対話
できることが大前提であるが、それに加えてやはり言語としての認識がもっと必要ではないか。
語彙だけではなく文法や言語発達も含めて、手話と日本語の違いをふまえていく必要があると
思う。教員に求められる手話の力は通訳者のそれとはおのずと異なる。教員のための手話研修
プログラム研究が急務であり、ここにもろう者の協力が不可欠であることは言うまでもない。
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森井先生は、手話通訳士の資格を持ち、子どもの手話(日本手話)と日本語の違いを知って
いるはずですが、報告の子どもたちは現在中学生になっており、日本語の課題についてまだ
明快な回答を出せないでいます。
先生たちの手話力についても、異動があれば全てが水泡に帰してしまいます。

下のリンクで、全文をご覧下さい。

http://www.normanet.ne.jp/~deafedu/site7/morii1.htm


田中美郷先生の報告書 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月 6日(日)22時49分01秒

早期乳幼児教育指導マニュアル〜実践研究報告書〜
(平成14.3東京都教育委員会)の中の「各論」16−21ページ 
田中美郷執筆
                 各  論
 
 総論では、聴覚障害を有する乳幼児の発達支援に必要な知識について述べた。各論では、
これに基づいて、新生児聴覚スクリ−ニング(newborn hearing screening:NHS)で
「難聴の疑い」として検出された赤ちゃんに対する対策(early intervention) について、
事例を挙げて述べる。
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以下、詳しい情報は下のリンクでご覧下さい。

http://www.normanet.ne.jp/~deafedu/site7/tanaka1.htm


テレビの弊害を防ぐには 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月 6日(日)00時21分13秒

ニュースの記事にあるように、テレビの見過ぎは弊害がありますが、それを防ぐためには
1)子どもの部屋に専用のテレビを置かない
2)子どもにテレビのリモコンとチャンネル権を与えない
3)時間は、夜は8時(幼児は7時)までに番組内容を決めて、それ以上に見せない
4)ほかに外出や外遊び・運動・読書などで、テレビから興味をそらす
5)ビデオは、1日に1本・2時間以内と決めて、それ以上に見せない
6)時間制限に従わない子どもは、直ぐパンティをおろして尻を叩いて思い知らせる
7)「まあいいじゃないか、まだ小さいから」と家族が妥協して甘やかさない
8)子どもと家族がいっしょに遊ぶ・話し合う機会をもつ
ことなど、親がしっかりした態度をとることが大事と思います。

テレビの音声を聞くことは、言葉のシャワーになりますが、対人のコミュニケーションが
なければ、「生きた言葉」の獲得になりません。


ヤフーのニュースより 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月 4日(金)21時37分17秒

テレビ漬け乳幼児言葉遅れる? 福岡市の小児科医ら調査

 乳幼児にテレビやビデオを長時間見せていると、母親と目を合わせなくなったり、言葉が
遅れたりしやすくなる―こんな傾向が、福岡市の大学教授や小児科医らでつくる「子どもと
メディア研究会」(大谷順子事務局長)の調査で明らかになった。この兆候は、子どもの対
人関係のつまずきやキレやすくなる危険性を示すとして、同研究会は啓発用のビデオを作り、
普及に努める方針だ。

 調査は福岡市と福岡地区小児科医会の協力を得て昨年秋、同市内の四カ月、十カ月、一歳
六カ月の健診対象児計約三千人の親や医師らにアンケート用紙を配り、千九十一人分の回答
があった。それによると、四カ月児の授乳中にテレビがついている家は約七割。目を合わせ
ようとしても目をそらす子は、テレビをつけていない家では27・5%だったが、つけてい
る家は35・5%に上った。

 十カ月児が物の名前を問うために「指さしをしながら親の顔を見るか」を問うと、「いい
え」は全体平均が36・0%だったのに対し、一日に六時間以上もテレビ・ビデオを見る子
どもは80・0%。言葉を覚える過程で重要とされる「指さし」の少なさが目立った。一歳
六カ月児でも、視聴時間が長いほど口にする単語が少ない傾向が出た。

 研究会では、このデータと脳神経科学の専門家らの助言をまとめたビデオ「二歳までは
テレビを消してみませんか?」を三月末に作製。福岡市の保健所や保育所などで活用して
もらう考えだ。

 大谷事務局長は「テレビやビデオ漬けで育てられる乳幼児に悪影響が出る可能性が強ま
った。親の意識を変えてほしい」と警鐘を鳴らす。ビデオは一本二千五百円。問い合わせ
は同研究会事務局=092(724)6318。(西日本新聞)


知識と経験 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月 2日(水)23時57分05秒

知識と経験のどちらがものをいうか、経験のほうが知識よりもはるかにものを
いうと私は考えています。

例えば、脱サラして商売を始めて成功したいと思う人は、まず本をたくさん
読んだり、経営セミナーなどで勉強するでしょうが、実際は知識で得た通り
に商売が進まないで失敗してしまう例がたくさんあります。

いろいろな職業をたくさん変えて、血のにじむような努力と経験を積んだ人
が商売のコツをつかんで成功した例がたくさんあります。

知識をたくさん持っている人ほど「何でも知っている」と錯覚してしまって
「人の心」が読めなくて失敗します。
経験をたくさん積んでいる人は「人はどういうことで何を望んでいるか」と
「人の心」が読めているので、成功します。

難聴の場合も、言葉が聞こえにくいためにコミュニケーションができない、
「人の心」が読めないと思いやすいですが、年をとり経験をたくさん積めば
自然に「人の心」が読めて、人間関係がよくなってきます。

難聴のために、孤独に悩んでいる人は、経験と修業が足りないのだと自覚
しなくてはならないと思います。

知識は時間がたてば忘れてしまいますが、経験は血となり肉となって忘れる
ことがありません。


特別支援学校 投稿者:孫悟空  投稿日: 4月 2日(水)01時04分48秒

「ろう学校」というと「障害(聞こえない)のある子どもの学校」のイメージが
昔からありますが、それが「特別支援学校」になると「問題のある子どもの学校」
のイメージを持たれてしまうのではないかと心配します。

「問題のある子ども」とは、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)
という、最近増えてきた障害をもった子どもで、その原因について育児や家庭環境
などがいわれていますが、まだ不勉強でよくわかりません。

ろう学校で、耳の障害以外に学力・運動・社会性に何の問題がない子どもが、特別
支援学校によって問題のある子どもと同列に扱われたくないならば、インテに行か
ざるを得なくなると思います。

能力がありながら、ろう学校でいつまでも「ぬるま湯」にひたっていると、社会に
出たときに「世間知らず」でバカにされ、苦労することは目に見えています。

インテで努力して、同じ仲間(帰属集団)をつくって、自分のアイデンティティを
見出すことが、厳しい時代を生き抜く「原動力」になると思います。

逆に能力がない重複障害の子どもはどうするのか、こういう子どもは集団生活が
むずかしくて、将来の就職も期待できませんから、特別支援学校に入れておいて、
卒業したら共同作業所で働いたほうがいいかもしれません。


小学校でパソコンノートティク 投稿者:孫悟空  投稿日: 3月31日(月)23時03分26秒

インテの小学校でパソコンノートティクを行なった事例を
下のリンクでご覧下さい。
編集済

http://www2u.biglobe.ne.jp/~momo1/sub1/new_sub/akemi211.htm


電話を発明したベル 投稿者:孫悟空  投稿日: 3月31日(月)00時28分52秒

社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会が発行している「福祉真時代」で、
筑波技術短期大学学長の大沼直紀先生が、アメリカのアレキサンダー・グラハム・
ベル氏について書かれています。
ベル氏は電話を発明したことで歴史に残る有名な人ですが、彼の母と妻は聴覚に
障害があったことが、聴覚障害の教育に力を注ぎ、電話の発明につながったそう
です。
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 ベルは1898年(明治31年)に日本を訪れています。東京、京都、長崎
などで、講演を行い、当時の盲聾学校は盲学校と聾学校に分ける方がよいこと、
大規模な学校を一つつくるよりは小規模の聾学校を各地に多くつくった方が
よいこと、ことばの指導に重点を置くできこと、そのためには聴覚障害児には
早期教育が重要であること、そして聞こえにくい障害を多くの人が理解するよう
に社会に啓発する必要のあることを演説しました。ベルが日本の教育の在り方
についておよそ100年前に述べたこれらの事柄は、その後全て実行に移された
のでした。
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100年前に、このような「先見の明」があったことは非常に驚くべきことで、
改めてベル氏の偉大さを思います。


特別支援学校 投稿者:孫悟空  投稿日: 3月30日(日)01時37分24秒

ニュース配信からの転載です。
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障害児教育:
特別支援学校の設置求める最終報告 専門家会議
 
 障害のある子供の教育について検討してきた文部科学省の専門家会議は28日、障害の
種類にとらわれず子供を受け入れる「特別支援学校(仮称)」の設置などを求める最終報
告をまとめた。障害が重複している子供が増えていることを踏まえ、盲、ろう、養護学校
など障害の種類ごとに通う学校を定めた現行制度を見直す。同省は中央教育審議会に諮っ
た後、来年の通常国会に関連法の改正案を提出する方針。
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以下、詳しい情報は下のリンクでご覧下さい。

この春で、こちら石川県でもろう学校と養護学校の先生が相互に異動するケースが
目だってきていますが、特別支援学校への移行に備えるためと思われます。
あの「エリートを多数輩出する名門校」といわれる、筑波大学附属ろう学校も例外
でなく、平成16年度に伝統ある校名が変わろうとしています。

ですから「ろう学校か、インテか」でなく、「特別支援か、インテか」の選択肢に
ならざるを得なくなります。

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030329k0000m040111000c.html


日本聾話学校 投稿者:孫悟空  投稿日: 3月28日(金)22時31分11秒

東京にある日本聾話学校の教育法を下のリンクでご覧下さい。

http://www.t3.rim.or.jp/~sochiku/sub4_8.htm


再現あそび 投稿者:孫悟空  投稿日: 3月28日(金)00時26分21秒

石川県立ろう学校創立80周年記念誌(昭和63年)をひろげてみたら、いい参考になるものが
ありましたので、「幼稚部の言語指導」から一部引用します。
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 幼稚部では、健聴児の成長発達を標準にし、幼稚園教育要領を基に、その上に聴覚障害児
としての言語指導を行っている。
 言語指導に対する考え方は、単なる言葉の丸暗記やオウム返しをさせるのではなく、子供
達の生活経験から作り上げられた概念に基づいて、それに言葉を結びつけていくことによっ
て、言葉及び全人的な発達を促すことを目指している。
 その指導の一例として、再現あそびがあげられる。子供にとって遊びは生活の総てであり、
遊びの中から子供は多くの事を学んでいくのであるが、再現あそびとは子供が日常生活の中
で体験した事柄を時間的、空間的にゆとりをもって、繰り返しごっこ遊びとして再現するこ
とである。再現あそびでは、実際には一度しか体験できないことでも、繰り返し何度でも体
験することができる。また、たとえ失敗してしまっても、その体験をやり直すことも可能で
ある。そして、役割交代をすることによって、他人の気持ちが理解でき、実際場面より余裕
があるので、子供のペースに合わせて子供を主体にした活動ができるのである。
 この再現あそびを通して、子供のこれまで描いていたイメージがその聴覚障害の故に、部
分的であったり、脱落していたり、音や言葉のないものであったとしても、それがより鮮明
になり、拡充されていくのである。
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これは口話教育での幼稚部であって、全国に共通しているものと思います。
全文はのちほど、ページにまとめて紹介したいと思っています。


宇宙人 投稿者:孫悟空  投稿日: 3月25日(火)23時37分14秒

盲ろうで有名な福島智先生(筑波大学)は、自著「渡辺荘の宇宙人」で書いた通り、
宇宙人を自認しています。

聞こえない我が子を「宇宙人の子供」のようにこわごわと抱いている親御さんが
いらっしゃるようです。
宇宙人は、まず言葉が通じない、味方か敵か得体の知れない怪物というイメージが
ありますが、聞こえない子供も言葉が通じない、聞こえない世界とはどういうものか
想像しにくいものです。

極端な「ろう文化」の影響で、手話講習会や手話サークルに熱心に通って、親子で
手話で話す家庭がありますが、口話(日本語)をおろそかにすれば、近所や親戚の
人たちとコミュニケーションできないわけで、「宇宙人のような家庭」と不思議に
思われるかもしれません。

「聞こえないことは個性」とか「ろう者にとって手話はかけがえのない母国語」と
いうけれども、個性と手話の概念が「バリア(障壁)」となって、同じ人間として
扱われないことになりかねません。

ろう者・難聴者も、同じ人間として扱われるためには、やはり共通の言葉である
日本語のコミュニケーションができなくてはならないと思います。


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